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シャワーチェアについて

息子は医療的ケア児で、重度心身障害児です。
現在中学生、体重は34キロ程あります。

現在、その息子がお風呂に入るとき、親である私たちが介助するときには、夫が抱っこして入浴し、髪や体を私が洗っています。
ただ、そろそろそれも限界を迎えそうなので、シャワーチェアを使うことが主になりそうです。

訪問看護・介護さんたちに入浴介助してもらうときには、すでにシャワーチェアを使用してもらっています。
今回はその日常生活用具であるシャワーチェアについて書きたいと思います。


現在、シャワーチェアは【オッタ―】を使っています。
息子にとっては、2つ目のシャワーチェアです。
オプションで【シャワースタンド】を取り付けています。

https://www.showa-boeki.jp/_files/ugd/9249ea_1f4b0b903225488a852534e70d586063.pdf

1つ目のシャワーチェアは【アクアピット】を使用していました。
ヘッドレストは、オッタ―のものがかたいため、アクアピットのものを今も使用しています。

https://kisakukobo.jp/pdf/aquapit2.pdf

1つ目を購入するときには、ほぼ選択肢がありませんでした。
業者さんから「みんなだいたいこれです。」ということだったので購入したように思います。
シャワースタンドは付けずに、浴槽に入れて使用していました。(訪問看護・介護さんたちが)

ただ、2つ目を買うときには、自分で息子に合ったものを探すということが身についていたため、業者さんにオッタ―を試してみたいので試乗させてくださいとお願いしました。

この2つ、全く違います。

アクアピットは、金属でできている部分もあり、丈夫ですが、背もたれもかたいです。そして、重い。
それに比べ、オッタ―は背もたれ部分にはメッシュの生地しかなく、フルフラットにすると、まるでハンモックに乗っているかのよう。そして、プラスチック製のため、軽いです。
息子も落ち着いた様子でオッタ―には乗っていることができます。
ただ、アクアピットよりオッタ―が大きいため、お風呂場の出入り口と洗い場スペースに入るかどうかの確認が必須となります。うちはギリギリなんとか入りました。サイズは測って購入したものの、家に届いて実際に見たときには、「あれ?これ、本当にうちのお風呂場に入る?」と思って、とても焦りました。

また、オッタ―はシャワースタンドを付けると、私の腰に近いくらいの高さになるので、使用時に腰の負担がありません。すごく楽!!
これは介助する側として、本当に良かったです。

このシャワーチェア、シャワースタンドを付けなければ、小さいころなら持ち運びが簡単なので、お風呂で使う以外にも、外出時に持って行くこともできます。
旅行のときに旅館のお部屋で使ったり、外食に持って行ったり、誰かのお家に行くときにはとても便利。
アクアピットは持ち運ぶ用のバッグも付いていました。(息子が購入時)

息子が使ったことのある、アクアピットとオッタ―を紹介しましたが、シャワーチェアは他にもたくさんあるので、それぞれのお子さんや介助する方に合ったものを選んでほしいなと思います。
業者さんに任せるのも良いですが、それだと業者さんが元々取引している商品からの選択になってしまいがちなので、自分で探したり、提案してみても良いのではないかと思います。

本人や介助者の方がより良いものに出会えて、リラックスした状態で使用できたり、使い勝手が良くて少しでも楽できたりしますように。

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