私のこと
子供の頃はというと、大して速く走れもしないのに、速く走れ!速く走れ!と言われて育った気がする。
一生懸命に走ったが、認めてもらえた記憶はあまりない。
習い事といえば、自分の興味のあるものではなく、両親が習わせたかったものを色々とやった。
ピアノ、テニス、水泳、書道など、どれも好きではなかった。
親の顔色を伺いながら、窮屈な子供時代だった気がする。
ようやく大学生になり一人暮らしを始めたときには、緊張感もあったが何よりも自由になったという気持ちの方が大きかった。
大学での勉強は高校までと違い、速く走れ!と言われることもなく、誰かと比べられることもなく、自分の学びたいことを学べることが楽しくて仕方なかった。
そんな環境を与えてくれた両親にはとても感謝している。
就職は地元に戻ったが、ありがたいことに好きな仕事に就くことができた。
そのためか、忙しくても毎日が楽しく、刺激的だった。
結婚を機に退社したが、細々とフリーで仕事を続けている。
2人の子供にも恵まれた。
下の子は重度障害児、また医療的ケア児だ。
『普通の子育て』とは、ちょっと違う。
辛い時期ももちろん過ごして、今の私がいる。
今の私は色々な葛藤がありながらも楽しんで子育てをしている。
それはきっと周りの多くの人がしている『普通の子育て』と変わらないかもしれない。
まだまだ10年以上先のことになるが、主人が退職したら新婚旅行で行った場所に旅行しようと言ってくれている。私たちが新婚旅行に行ったときに同じツアーに年配のご夫婦がいて、とても素敵だったのだ。あの時のご夫婦のようにまた旅行に行くのが主人の目標らしい。
それまで私も心身ともに健康でいなければと思っている。
これから紡ぐ物語はこんな私により作られることになります。
文才のない私が心のままに書く文章は、読んだ方のお目汚しになるかもしれませんが、ご容赦いただけますと幸いです。
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