見出し画像

幸せ ≪重度障害児子育て≫

障害児を育てていると、不思議と幸せだと感じることが多くなる。

では、何が幸せと思わせてくれるのか。一番は人とのつながりだ。
息子は、それはそれはたくさんの人に見守られている。

家族はもとより、主治医や訪問医などたくさんの医師、訪問看護、訪問介護、リハビリの先生(PT・OT・ST)、相談支援専門員(障害のある人が福祉サービスを活用できるよう支援してくれる人)、支援学校の先生方、デイサービスのスタッフの方々、近所の皆さんなど、本当にたくさんの人に支えられている。

何人もの人が手を差しのべてくれる。
相談にのってくれる。
より良い方へ進む手助けをしてくれる。
そして、何よりも成長を一緒に願い、見守り、寄り添い、喜び、祝ってくれる。

こんな環境、普通ではありえないことだ。
この状況を幸せと言わずに何というのか、私には分からない。



以前、支援学校の先生から2・3学期の学習の目標や指導方法などの説明があったときのこと。息子にとって少し難しそうなことが目標になっていて、親とはまた違う目線でしっかりと息子のことを見てくださっていると感じることができた。
また先生は面談の最後に、「後は私自身の目標で、本人に楽しんでもらいながらやっていけたらなって思っています。もう笑ってくれたら、私自身がうれしくて!目を大きく開けてくれたりにっこりしてくれたら、やったーって!それだけで成功した気持ちになるんです。」と仰ってくださった。
息子が楽しく授業に取り組めるような工夫がいっぱいの教室で、息子のために先生が現在開発中の手作りの機械も見せてもらい、ここで毎日いっぱい楽しく過ごしているのだと嬉しくてたまらなかった。
そんな場所や人がたくさんいて、恵まれていると思う。


息子がいなければ、当たり前と思って流してしまっていたかもしれない感謝の気持ちを大切に、この幸せな環境・状況を引き続き得られるように、私も努力していきたい。


私は息子がいて、とても幸せ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?