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怒りが消えない≪重度障害児子育て≫

10日程前に、『支援学校から電話』という記事を書いた。

今日はその後の話について書きたいと思う。
とても怒っているのでいつもよりさらに支離滅裂な文章になっているかもしれませんが、もしよろしければお付き合いを・・。

先生からの電話ではズボンが10センチほど破れたとのことだったが、実際は20センチほどだった。
私が手を広げたら親指から小指までがだいたい20センチ。
それくらい破れていた。
ただ、ズボンはどうでもいいのである。
問題は、どうしてこんなことになったのか。

次の日先生に会い、簡単な説明を受けたが、納得がいかず悶々と過ごしていた。そんな危ない抱き方で今後大丈夫なのか、おかしくないのか。
それで先日、もう一度どうやって抱いたのか、息子も交えて説明をしてもらえる機会があった。
ズボンが破けた次の日の先生の説明では、きちんとこちらに伝わっていなかった。そして、正しく説明されたのがこうだ。

床にマットを敷いて仰向けになっている息子をまず上半身を起こし、あぐら座位をとっている状態にする。
その息子の後ろに先生が1人回り込み、後ろから体ではなくズボンを握って持ち上げた。その際、下半身側を支える先生がもう一人ついていた。
そして、持ち上げようとした瞬間にズボンが破れたので、息子は落下することなく一瞬持ち上がってすぐにおしりがマットについた状態になった

このやり方で常にやっていたというのだから、本当に恐ろしい。
特に女性の先生2人で介助するときはこのようにしていたらしい。

私は、それはおかしいとすぐに言った。
体じゃなくてズボンを持って持ち上げるなんて危ない。
もし、重すぎてというならば、まず車椅子を寝かせた状態にしてから、きちんと2人の先生が横並びになって持ち上げて、車椅子上で体をゆるめてから(緊張が強いときがあるので)体を起こして座位を取るようにしなければならないのではと話した。
そこで、話を割って入ってきたのは担任の1人の年配の男性の先生(再雇用で来ているベテラン)。
「まずはね、体を緩めてから乗せないとね。つっぱるからね。」
やれやれこれだから素人は、と言いたげな言い方だった。

つっぱるのなんて、親なんだから分かっている。
体を緩めてから乗せるのが楽なことももちろん分かっている。
ただ、それができるのは、安全な介助ができていての話だ。
それができないのであれば、絶対にしてはいけない。
ただ、説明をしてもベテランで自信があるのか全く話を聞かない。
完全に自分が正しいと言っている。

これではどうにもならないと思い、「学校の先生って介助の仕方の研修はされていないんですか?完全に自己・学校流になっていませんか?危ないです。」と伝えた。
すると、ズボンを破いた女の先生が「今回のことがあったので、療育センターからリハビリの先生に来ていただいて指導していただくことになっています。」と言ったので、少しは安心できた。
自信のある人が一番怖い。
自分は失敗しないと思っている。
それがあだとなって、恐ろしい失敗が起こることがある。
少し心配性なくらいの人の方がちょうど良いのだ。

そして、そのリハビリの先生から指導いただく日が昨日だったのだが、また違う問題が起こる。

朝息子を学校に送って行って、家に着き、次は仕事の準備と思っていると電話が鳴った。学校からだ。送って行ったすぐにどうしたのだろうと思って出る。

『すみません、息子くん、熱が出ていまして、38.1度あります。辛そうなので、迎えに来てあげてくれませんか?』

「・・・分かりました。」

この時点で私の予想はすでに当たっていた。
ただのこもり熱だ。
今朝は学校へ送る前、すごく機嫌が良く、体調を崩すような様子は全くなかった。
だから本当は、先生には『38.1度あります。』で、一度話を切ってほしかった。
そうだったなら私は「今、どんな服装ですか?朝出るときに寒かったのでTシャツの上にニットを着せましたが、暑いのかもしれないので、まだニットを着ているなら、まず脱がせて様子を見てもらえませんか?」と言えた。
しかし、『辛そうなので』などと言われれば、そんなこと言うわけにはいかないようになる。子どもが辛そうだと言われているのに様子を見てなんていう鬼のようなことは言えない。

学校に到着すると、熱が出ているから寒いと思ったのか、息子は大変なことになっていた。
朝着せていたニットはもちろん着たままで、冬用のひざ掛けを2枚も上から重ねてかけられていて、顔だけが出ていた。熱があると言うわりに、頭はアイスノンなどで冷やしてはおらず、クーリングは行われていなかった。
こもり熱であったなら、さらに悪化させているような状態である。

風邪だったとして、昔はこのように温めていたのかもしれないが、最近では手足が冷たくなければ放熱するように対処するものだが、どうなっているのだろうか。ここだけ昭和なのか?(昭和生まれの私が言うのもなんだが)

息子に触れて、間違いなくこもり熱だと確信した私は、冬用のひざ掛け2枚をひっぺがし、ニットを脱がせた。
迎えに来て連れて帰らないわけにもいかないので、家に連れて帰った。
家に着いて熱を測ると、【36.9度】、やはりこもり熱で間違いなかった。

放課後は学校にデイサービスの方が迎えに行ってくれているので、デイサービスに電話して、学校から帰ってきている旨を連絡。
「じゃあ、デイサービスに来ますか?」と言ってもらえたので、連れて行った。
デイサービスでは、平熱で体調もいつも通りに過ごせて帰宅した。

こもり熱くらい分からないだろうか。
小学部の時の方がこもり熱は酷かったが、きちんと先生が対処してくれていた。同じ学校に通わせているのに、小学部から中学部に変わるだけでここまでできなくなるものだろうか。

このこもり熱での早退のせいで、リハビリの先生からの移乗時の抱っこ指導は来週に延期された。
また1週間ほど、息子は正しい抱き方をされずに学校の先生に扱われることになる。こもり熱をきちんと見極めて対処してくれていたら、1週間も延びることもなかった。
全部がうまくいかない。


先週から先生への不信感と苛立ちが消えない。
ずっと沸々と怒りがこみ上げる。
いつもお世話になっていて感謝でいっぱいの学校の先生のはずなのに、今年度の先生は無理だ。ダメだ。受け付けない。

やっぱり、【場所】じゃなくて、【人】なのだ。
関わっている【人】ですべてが決まる。
これまで良い先生に当たりすぎていたのだろうか。
今年度は運が悪かったのだろうか。
来年度はどうなるのだろうか。

あまりにも大事にされないと、学校に行かせるのさえ迷うようになる。
デイサービスでとても大事にしてもらっているので、デイサービスだけでもいいんだけどなって思ってしまう。
学校側は、うるさい親だな、気にしすぎで鬱陶しい親だな、とでも思っているだろうか。

大事なの。障害があっても、なくても。
怪我させられるのは嫌。
適当に扱われるのも嫌。
怪我しないように細心の注意をしてほしい。
先生が楽なだけの適当な抱っこの仕方はしないでほしい。
安全な抱っこをしてほしい。
安心して預けられない。
安心できない。
イライラする。
もう、ずっと腹立たしい。

この怒りを相手にそのままぶつけられたらどんなにいいだろうか。
きちんとしてはくれていなくても、お世話になっているだけに、思っていても言えない言葉もあるし、飲み込んでいる言葉もある。
それが消化されることなく、私の中でふつふつとどうしようもなく怒りが溜まっていく。降り積もる。
この怒りはどうしたらいいのだろう。
こんなに苛立っていても、参観日に行ったらニコニコしていないといけないだろうか。
ストレスが溜まって仕方ない。








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