好きって
『この世界の片隅で』のすずさんは、絵を描いている。
ススキ野原をかける、白うさぎの絵。
遊郭に閉じ込められた、
女の人のために描いた
南国のフルーツや
植物。
認識が間違っていたらごめんなさい。
すずさんは、生きる上で
絵を描くことが、彼女の
ライフ・生活に繋がっている。
私なんか、絵を描かなくても、
これまで何とか生きてきている。
時には絵を描くことが嫌になるし、
絵を描くことが、
怖い。
自分の存在価値を
否定されてしまうようで。
いつの間にか好きだった「絵を描く」
という行為は、
私にとって怖くて、
避けたいものに
変わっていた。
いつから自分の好きなものが、
堂々と話せなくなっただろう?