「ケアとバリアバリュー」という話
まえがき
相模原障害者施設殺傷事件から今日でちょうど5年が経つ。世間は完全にオリンピック一色で盛り上がっていることから、忘れられているかもしれない。だが、絶対に風化させてはいけない事件だと私は思っているので、本記事では「障がい」や「ケア」について考えてみようと思う。
といっても、前回執筆した「文学と世界の複数性」という記事の解説みたいにもなっているので、興味があれば前回の記事も読んでみてほしい。
では、さっそく本題に入っていこう。
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