「運動神経を飛躍的に向上させる!親御さんのための運動学習ハンドブック」
こんにちは!
子どもの健康に対しての活動をしているこぱぱです。
自分で調べつつ、子供たちの成長と運動学習の不思議について日々感動しています。
親御さんや子どもたちと関わる仕事のをされている方たちにも、その不思議と魅力を伝えたいです。。
本日は、のテーマは「運動学習について」です。
子どもの身体能力を上げるために、運動学習というワードは切っても切り離せられないものです。
○運動学習とは?
運動学習とは、運動や動きに関するスキルを獲得・向上させる過程のことを指します。
例えば、歩き始める赤ちゃんや、自転車の乗り方を覚える子供、そして新しいスポーツを始める大人まで、私たちが新しい動きを学び取ること全般を指します。
運動学習において、一つの大切なポイントをご存知でしょうか?
それは、お子様自身が「自分の身体がどのように動いているか」を深く理解することです。
この理解は、お子様が遊び場での鬼ごっこや学校での体育の時間、さらには趣味としてのスポーツ活動においても、動きの品質や効率を飛躍的に向上させるカギとなります。
○具体的になぜ「自分の身体がどう動いているか」を知ることが重要なのか?
1.自身の身体の機能を最大限に活用する
・深い知識:
私たちの身体は複雑な構造を持ち、それぞれの関節や筋肉が特定の動きをするために協力して働いています。
この動きのメカニズムを知ることで、それぞれの部位がどのように機能するのかが明確になります。
この辺りは、少し複雑になりますが、youtubeでも沢山出てきますね・・・笑
2.安全性の確保:
・怪我の予防:
上記でも述べましたが、間違った動きや不適切な身体の使い方は、筋肉や関節に過度な負担をかけることがあり、これが怪我の原因となることも多いです。
身体の正しい動きを知ることで、これらのリスクを回避できます。
・日常生活での実用性:
日常生活の中でも、重いものを持ち上げる時や家事をする際など、正しい身体の使い方を意識することは、体への負担を減少させる上で重要です。
大人でも、腰痛を持っている方のほとんどがこれが原因といっても過言ではありません。
3.自信の向上:
スキル習得の早さ:
自分の身体の動きを理解している子供は、新しいスキルやスポーツを学ぶ際に、その動きを早く習得することができます。
これは、既に自分の身体との"対話"が得意であるためです。
自己評価の向上:
子供たちが自分の身体を上手くコントロールできると、その結果として得られる成功体験(例: スポーツでの良いパフォーマンス、新しい動きの習得など)は、自分の能力に対する自信を育てる素晴らしい機会となります。
出来る(成功体験)→やる(練習)→出来る(成功体験)
これらの理由から、親御さんにはお子様の「身体との対話」をサポートし、深い理解の基盤を築く手助けをすることがおすすめです。
○親御さんができるサポート
1.一緒に動く
・親子の絆の深化:
お子様との共有時間は、親子の絆を深めるだけでなく、お子様の運動学習の基盤を築く大切な時となります。
共に過ごす時間は、お子様が新しい経験を積む良い機会となります。
まず、一緒に感情を共有し、信頼関係を気付きましょう。
・身体の発達:
公園でのキャッチボールや、自転車の教え方など、一緒に行う活動は、お子様の筋肉や平衡感覚の発達をサポートします。
とにかく沢山動くことです!
・新しい動きの探索:
親御さんと一緒にいることで、お子様は安心感を得て、新しい動きや挑戦に取り組む勇気が湧きます。
特に10歳までは、色んな動きに挑戦していくことが大切です。
2.正しい動きの手本を見せる:
・模倣の重要性:
以前、ミラーニューロンでも述べたように、子供たちは、親や周囲の大人を模倣することで多くの動きを学び取ります。
そのため、親御さんの示す動きの手本は、子供たちにとって非常に影響力があります。
・日常の中での学び:
正しい姿勢での座り方や、物を持ち上げる時の正しい方法など、日常生活の中での小さな動きも、お子様にとって大切な学びの一部です。
3.フィードバックを与える:
・成長のサポート:
お子様が新しい動きを試みたり、スキルを練習する際、その過程や結果に対してのポジティブなフィードバックは、子どもの自信を育み、さらなる成長をサポートします。
・具体的な指示:
「もう少し膝を曲げてみよう」や「手をもう少し高く上げてみて」など、具体的で分かりやすい指示は、お子様がどうすればよいのかを明確に理解する助けとなります。
曖昧な表現よりもより具体的な方が効果があります。
・励ましの言葉:
お子様が新しいことに挑戦する際には、成功体験だけでなく失敗も含まれます。その際、親御さんからの暖かい励ましの言葉は、お子様の挑戦意欲を保つ上で非常に大切です。
過去に投稿した名言などを使って、励ましましょう。
以上のサポート方法を取り入れることで、お子様の運動学習の基盤をしっかりと築く手助けができます。親御さんとお子様の共同の努力により、健やかな身体の成長をサポートすることが期待できます。
○まとめ
運動学習は、お子様の身体的、精神的な成長と発達の一部として非常に重要です。研究によると、初期の運動経験は脳の発達にも寄与し、認知能力や社交性の向上にも繋がります1。親御さんが積極的に参与し、適切なサポートとフィードバックを提供することで、お子様の「自分の身体がどう動いているか」という理解は深まります。
例として、学習過程において、親がお子様と一緒に公園でのキャッチボールを取り入れると、お子様の手の筋肉や目と手の協調動作が養われ、これが後の筆記技能や精密作業にも役立つことが示唆されています2。
また、正しい動きの手本を見せることで、子供たちはその動きを模倣し、日常生活の中でのリスクを減少させることができます。たとえば、正しい姿勢で背負ったリュックは、成長期の子供の背骨に与える負担を減少させることが知られています3。
私たちの身体は数々の驚くべき能力を秘めていますが、それを最大限に引き出すには、正しい運動学習とその背後にある理解が不可欠です。
親御さんとして、この重要な時期に適切なサポートを提供することで、お子様の将来の健やかな成長を促進することができます。
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Smith, L. et al. (2018). Early Childhood Physical Activity, Brain Development, and Cognitive Outcomes: An Overview. Brain Research Bulletin. ↩
Clark, J.E. (2005). From the Beginning: A Developmental Perspective on Movement and Mobility. Quest, 57(1), 37-45. ↩
Negrini, S. et al. (2017). Backpacks on! Schoolchildren's Perceptions of Load, Associations With Back Pain and Factors Determining the Load. Spine, 42(5), 333-339. ↩
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