タイラ|ライター

ライターをしています。アニメやゲーム、映画、漫画などエンタメの感想・レビュー。たまに楽しげなエッセイや、キレ気味なエッセイです。お仕事募集中。

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タイラ プロフィール・経歴・仕事・その他活動のまとめ【フリーライター/ポートフォリオ】

先日地元に帰った際に、自分がやっていることを説明できず「ガロで連載してそうな怪しい漫画家みたい」と罵られたので、自己紹介がてら活動まとめ記事を作成しました。 仕事や趣味、ライフワークとして書いたものをまとめています。最後にプロフィールも乗っけています。 最近とっても楽しかったことピックアップ8月3日より行われた、宮古島市文化協会さん主催の「宮古島文学賞関連事業 第1回 U18短い物語コンテスト~ひらけ、こころ!」の関連事業「書くためのワークショップ」(対象:小学5年生~1

    • 非平和を学べる川崎市平和館に貢ぎたいオタク【神施設探訪】

      所用で外出していたら大きな公園に通りかかったので、概要みたいなものを読んでみたら、中原平和公園だった。どうやら軍需工場→米軍の出版所→平和公園(返還後)という歴史らしい。 県立高校と隣接しており、高校生や学生らしき人がボーッとしていたり、大きな病院の向かいにあるので、お爺さん連中が病院の領収書を広げて談義していたり、「冒険広場」というでっかい樹木や石のブロックがいい感じに配置された自由度の高い子どもらが遊べる場所、野外音楽堂などがあった。 ちょうど高校生たちがキャッキャと

      • アーサーの心はどこに『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』【勝手に寄稿】

        多くの人間に衝撃を与えた映画『ジョーカー』の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』。 主人公・アーサーの深い悲しみが暴力・悪意になり、ジョーカーが誕生した一瞬を描いた前作だったが、本作では、アーサーを包んでいた真っ黒い影が移ろいでいく時間が描かれていた。 ビジュアル、ホアキン・フェニックスの身体の美しさ、音楽をパワーアップさせ、ひとりの男性のアイデンティティや精神に限界までにじり寄るという方針転換。地味かもしれないけど、前作を凌駕する衝撃があった。アーサーの心のありかと、彼

        • 今日のガザ、明日のアメリカ 『シビル・ウォー』【勝手に寄稿】

          昨日、こちらの講演会をオンラインで視聴した。ガザのこれまでの状況や現在の情勢、他国に住む私たちができることなど、短い時間の中で大切なことをできるだけ詰め込んでくれた。 講演会の中で、ガザが明らかにしたことのひとつとして「発信したものが届いていない」と岡教授は語った。 これまで研究し、実際に見てきたものを大量に書き留めて出版したにもかかわらず、日本の教育現場や市井の人々に届いていないことを、この1年で痛感したそうだ。 発信してもそれは人々に届かない。それは届け方がどうとか

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        タイラ プロフィール・経歴・仕事・その他活動のまとめ【フリーライター/ポートフォリオ】

          凄くわかって、何もわからない 朝井リョウ『生殖記』【勝手に寄稿】

          朝井リョウ大先生の新作『生殖記』。日本に生息する30代男性に"ついた"生殖器、生殖本能が語り手となり、彼の人生を軸にヒトという生き物の特性・歴史を、過去についたことのある人間や虫、動物たちの生を引用しながら語りまくっている怪作。 人間の営みを幅広い視点から書き起こした新書のような読み応えが物語の中にあって新感覚だった。 誰もが一度は考えたことがあったり、体験したり、勉強したことがあるようなトピックを長い間存在してきた生殖本能の視点で語ってくれるので、より理解したり、新しく

          凄くわかって、何もわからない 朝井リョウ『生殖記』【勝手に寄稿】

          落ちるな! 暗黒面

          最近友人の紹介でお世話になった整体師の方に、「骨盤が広いのに無駄な緊張感がある、これが緩んだらもっとおおらかになれそう」と言われ、一旦その日は寝て、翌日ハッとした。 誰も差別はしたくない、受け入れたいという気持ちと、嫌でも目に入ってくる社会の邪悪さへの嫌悪、元々のコンプレックスとか捻くれたところから来る敏感なジャッジ性みたいなもの(こういうヤツはダセェみたいな)が相容れなくて心がすり減っているような気がしてなりません。 そういうボヤ〜っとした感覚を書いて残すことは、良い方

          落ちるな! 暗黒面

          手のひらを太陽に『きみの色』【勝手に寄稿】

          大好きな山田尚子監督と、吉田玲子さんのタッグ作品。 本作は、アニメーションの全てを使って、人間の肉体や精神、生命のあり方、本作っぽく表現するなら色を描いている。 物語冒頭、ステンドグラスの影が教会の床に映し出される。それは花弁が3枚ついたシンプルなお花柄で、本作のメインキャラクター3人を表しているのだと思った。 それと同時に、中心に丸い核がありそれを膜が覆っているようにも見える。私達の肉体を構成している細胞のように見えた。その引っ掛かりを持ったまま鑑賞を続けていると、他

          手のひらを太陽に『きみの色』【勝手に寄稿】

          スト6 ジュリでMR1600から1700タッチしたので、やっていたことメモ

          この記事でMR1600までのことは書きました。結構古い情報だけど大丈夫だと思います。 念願の1700をタッチしたので、1600くらいからやっていたことをメモします。ちなみに、風水エンジンは全く使っていません。他に練習することが山程あるなと感じるからです! 〜1700に地上戦はなかった地上戦は無いです。じっくり地上で戦ってくれるのは真面目な道着使いか、待ってくるモダンの人だけ。 その他は、生ラッシュ、飛び(起動変化)、突進技、弾で待つがほとんどなのでこれに対処しつつ自分は

          スト6 ジュリでMR1600から1700タッチしたので、やっていたことメモ

          世間がにくいよ

          実家のベランダにて喫煙していると、近隣住民による宴会の声が聞こえてきた。隣人卓も、私と同じ旧盆で帰省してきた者が多くいるようだった。 彼らの話に耳を傾けてみると、THE・世間話といった感じで、誰それの進退とか、「敬語が学べるので働くならナイチャーの社長の下一択!」みたいなローカルなあるあるの披露がされ、盛り上がりを見せていた。あとは、車とか家とかパートナーの話をしているようだった。 「おれ世間話できなくても仕方ないやんな」と思った。世間話のテーマとして挙げられるものにあま

          月ぬ走いや、馬ぬ走い・諸行無常・永劫回帰 『月ぬ走いや、馬ぬ走い』【勝手に寄稿】

          第67回群像新人文学賞受賞作『月(ちち)ぬ走(は)いや、馬(うんま)ぬ走い』。 琉球大学に在学中の豊永浩平さんが書いた本作は、沖縄を舞台とした小説だ。戦中から現在までの80年あまりの長い時間の中で、各時代を生きた人間たちによる「語り」が展開されていく。 「14章の構成で沖縄の近現代史を描き切る」これは、本作の帯にある古川日出男氏の言葉だが、まさにその通りで、過去と現在に徹底的に向き合って執筆したことがわかる。 沖縄が積み重ねてきたものと、その上で今流れている時間を筆者に

          月ぬ走いや、馬ぬ走い・諸行無常・永劫回帰 『月ぬ走いや、馬ぬ走い』【勝手に寄稿】

          Z世代、恥を知る?

          七夕に東京都知事選が行われ、現職である小池百合子氏が3期目突入を決めました。 本当に残念なことに、ギリギリのタイミングで投票権がなくなって(引っ越した)しまったので、今回は都知事選に有権者として参加することができなかったが、大変興味深く都知事選を追ってました。 事実と保険のために書いておきますが、私自身は世間で言うところのゴリゴリの若者・Z世代であり、ここ数年友人のすすめで選挙・政治に興味を持つまでは、特段勉強することはなかったし、現在でも知識は乏しいです。それでも、こう

          Z世代、恥を知る?

          はじまりとおわりの間『海のはじまり』#1【メモ】

          『silent』『いちばんすきな花』の生方美久さん脚本の月9『海のはじまり』。短編ドラマも含めて生方さんのファンになったので鑑賞。見どころが多すぎて全部記して置きたいので、気になったところをメモ 冒頭の親子のやり取りから、意味のありすぎるセリフの連発でグッと引き込まれました。海のはじまりはどこで、おわりはなんなのか。はじまりとおわりの間で、揺れ動いている沢山の海水や、本当におわりとも言えない水平線を映しながら、本作のテーマ性をガツンと投げかけている。 過多になりすぎず、不

          はじまりとおわりの間『海のはじまり』#1【メモ】

          『マッドマックス:フュリオサ』フュリオサを鬼にしたのは誰か【勝手に寄稿】

          『マッドマックス:フュリオサ』を見ました。重い腰を上げてシリーズを一気見し、バキバキの状態で鑑賞。 過去作のお馴染みのシーンや展開なども多く、中盤のアクションシーンの高揚感、ラストのチェイスも最高だった。 前作『怒りのデス・ロード』でイモータンを「成敗」したフュリオサの前日譚になっており、前作で描ききれなかった彼女の生い立ちを正直に映した。 本作は、フュリオサに対して強く逞しい英雄のようなイメージを抱いていた自分を恥じてしまう作品だった。 最初に書いておくが、ここで言

          『マッドマックス:フュリオサ』フュリオサを鬼にしたのは誰か【勝手に寄稿】

          僕の〈憧れた〉沖縄 ZINE「あなたの沖縄 vol.2」【勝手に寄稿】

          先日、文学フリマ(東京)にて、刊行されていたZINE「あなたの沖縄 vol.2」を買っ……いただいた。 なぜなら、ZINE特集のひとつに少し参加させてもらったからだ。(母も欲しがったので母の分は購入) コラムプロジェクト「あなたの沖縄」は、90年代生まれの沖縄県出身者たちが、それぞれが見ていた、感じていた沖縄に対するあれこれを心も体も自由に書く場所だ。 私自身も縁があって何本も書かせてもらい、毎度素敵な感想をいただいている(楽しくかけるだけでなく承認もしてくれる!)

          僕の〈憧れた〉沖縄 ZINE「あなたの沖縄 vol.2」【勝手に寄稿】

          10年ぶりに歯医者行ったら、歯磨きクッソ面白いことが判明【歯周病の検査レポ】

          姿勢が悪いのか、肩凝りがエグいのか顎がとにかく痛かったので歯医者に行ったら 「親知らず抜いた方が良いではあるんだけど、なんでこんなに顎痛いのかはわからないね。とりあえず来月検診で」 と言われた。10年ほど前に歯列矯正をして以来、虫歯等にもならない(一度も虫歯になったことのないトゥース童貞)ので歯医者に行くタイミングを失っていた。 (顎治らねえのかよ...)と思いながら、良い機会なので検診とやらを受けて見ました。やったことがある人にとっては、つまらないかもしれないが、久し

          10年ぶりに歯医者行ったら、歯磨きクッソ面白いことが判明【歯周病の検査レポ】

          『大脱出 シーズン2』ほぼスター・ウォーズ、さらばの夜明け【勝手に寄稿】

          DMMTVで全7話配信中の『大脱出シーズン2』を見た!シーズン1も最高だったが、その1年後に遥かにそれを超えてきた。 用意された密室で、お笑い芸人たちが謎解きやゲーム、クイズを攻略し脱出するのが大筋だけど、ただの脱出ゲーム番組ではない。 前シーズンの感想でも言った通り、日本のお笑い芸人にしかできない、させてはいけない、本当に理不尽で理由のわからない状況が彼らに降り掛かってそれを美味しく切り抜けていく。 きっとお金も沢山貰えるだろうし、見た人からは称賛されて沢山笑ってもら

          『大脱出 シーズン2』ほぼスター・ウォーズ、さらばの夜明け【勝手に寄稿】