湧き水汲子(わきみずくみこ)活動日誌
友達の久実さんが、京都府の京丹後市に引っ越したことから、近所の湧水をバイクで汲みに行く、湧き水汲子さんな暮らしをしていると聞きました。
浄水器とかスーパーでもらえるお水じゃなく、天然の水を汲んで日常的に飲む暮らし。ロハス!憧れる!
私も九州に来てから活動を本格化した、湧き水汲子活動。
湧き水を汲む、ただそれだけなのですが、なんか無性に楽しい。タダだからなのか?美味しいからか?
でも美味しいって言っても、そんなに違いを説明なんてできない。ただ湧き出る水を汲んで飲むだけなのに美味しくて楽しい。新しい湧き水に出会うとワクワクしてテンションが上がる。
拙い言葉で水の味を言語化しているときは「美味しんぼ」の海原雄山か栗田ゆう子になった気持ちになれる。
そんな湧き水汲み子活動ですが、自然の水を汲んで飲み、家に持って帰り毎朝名水を飲む暮らしはしみじみ楽しい。
ぜひみなさんも、車の中にボトルを積んで、気軽にスタートできる湧き水汲子活動、やってみてください!
というわけで、今日は、今まで印象深かった湧き水汲子活動をお伝えします。
1.南阿蘇水郷
まずは南阿蘇。九州の水瓶。延岡から車で2時間くらいかな。
毎分60トンの湧水量。白川水郷
南阿蘇水郷めぐりというルートがあるくらい、名水で有名な南阿蘇。
関西ではsuntoryの天然水といえば「南アルプスの天然水」ですが、九州で売ってるのは「阿蘇の天然水」なんです。
いちばん有名なの環境省の「名水100選」にも選ばれている白川水郷ですかね。
湧出量は毎分60トンです!
多すぎてもはやよくわからん。
阿蘇の汲子先輩である、友達の松田陽子ちゃんに連れてきてもらいました。
お水も美味しい。
高森湧水トンネル
南阿蘇村の東に位置する高森では、毎分32トンの水が湧き出ています。
ここは水を汲めるだけではなく、湧水トンネルというちょっと変わった観光名所があります。
なんでも、1970年代に高千穂鉄道と南阿蘇鉄道をつなげるため、トンネルを掘っていたら湧き水が出てきて、もう出すぎて収集つかなくなって、トンネルを断念。
湧水トンネルと名付け観光地となったそうです。南阿蘇の水の豊富さを表すエピソードです。
こちらは駐車場のすぐ近くに蛇口から水を汲める場所があるので、気軽に汲めるのがポイント。
湧水トンネルの中は年中を通して17度。夏は涼しく冬は温かいのです。
ちなみに、宮崎の高千穂線が走っていた高千穂のトンネルは、同じように通年気温が一定している事を活用して、焼酎の貯蔵庫になっています。
2.湧き水でお料理も。湯之元温泉編
こちらは宮崎が誇る天然の炭酸泉温泉、湯之元温泉の汲み場。
宿泊客は無料、立ち寄り湯の方は2Lあたり100円で汲めます。
湯之元温泉は不思議なお湯で、20度くらいの低温だと強炭酸冷泉なのですが、高温になると茶色い鉄の湯になります。
なので、源泉1つで3種類のお湯が楽しめるのが湯之元温泉の特徴。
水風呂に近い感じの強炭酸冷泉、ぬる湯のちょっと茶色い炭酸泉の露天風呂、40度くらいの鉄の湯(有馬温泉みたいなやつ)。めちゃいい温泉。オススメ。
水の味は、鉄分と酸味がします。美味しい!という水ではないのですが、便秘とかに効能があるのと、このお水でご飯を炊くと、もち米みたいにモチモチになり、ちょっと黒っぽく炊きあがります。とっても美味しい。
黒豆をこのお水で炊くとふっくら炊けるそうです(黒豆炊く時、鉄の釘とかいれますもんね)。面白いですね。
3.鎌倉殿の汲んだお水「鎌倉水」
最後に、そんなに有名じゃないかもですが、わたし的には記憶に残る美味しさのお水。
県道武雄伊万里線沿いにあり、源頼朝が汲んだと言われ、「鎌倉水」と呼ばれて地元の方に大切にされています。
ここのお水美味しかったなぁ。記憶に残るお水でした。
以上、湧き水汲み子活動レポートでした!
他にも活動を行った地域は沢山あるのですが、なんせ水の味レポが詳しくできないので今日はこの辺で。笑
4.活動の手引き
湧き水汲み子活動の参考になるのは、環境庁が管理している湧き水データベースです。あとはグーグルマップで「湧き水」と入れて探したりもします。地元の人の聞き込みも大切。温泉地別府では珍しい湧き水も地元の方に教えていただきました。
こちらのサイトでは都道府県ごとに探せるので、旅先ではぜひチェックしてみてください。近くに寄ったら汲みに行きましょう。
時々とんでもない山奥に採水地があることもあるので、気をつけてね!笑
名水100選めぐりもいいですね。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました〜。
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