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17時帰宅!アスリートしか通わないジム経営のコツ その5

前回の投稿で、「ビジョン設定が大事」と書きました。

結局、自分がどう生きたいのか?どういう人生を送りたいのか?という自分の気持ちに対して、素直に生きていくことが、自分にとっての「豊かさ」に繋がると僕は考えています。だからこそ、どんなビジョンを持つのか?を決めることで、それに基づいた日々の過ごし方や、働き方が決まってくるのだと考えています。

【1】 1ヶ月の支出を明確にする

僕自身が起業する際に、一番、不安を感じたことは、「生活できるか?」ということです。それまで、会社勤めであれば、毎月、決まった給与が通帳に入ってきます。その生活に慣れていた僕にとっては、その「当たり前の状況がなくなる」ことにかなりの不安を覚えました。

そのため、最初のうちは、「やっぱり起業はリスクが高いから、もう少し蓄えを増やしてからスタートしよう」と考えてしまい、「起業」という具体的な行動に移ることができませんでした。

しかし、僕は大きなミスをしてしまいました。というのも、僕が感じている「起業に対する不安」はかなり漠然としたものです。しかし、漠然としているがゆえ、行動を取ることへの不安が先走り、自分の行動制限を引き起こしてしまいました。

では、どうすれば良いのか?

漠然とした不安を、一つずつ明確にしていけばよいだけなのです。例えば、誰しもが、起業する際に考えるのは、「初期費用」そして、「ランニングコスト」、それから、「自分自身の生活費」という経済的なことです。この部分を明確にするだけでも、かなりの不安は払拭できます。

僕の場合は、まず最初に、「自分たち家族の1ヶ月の支出を知る」ということを明確にしました。例えば、1ヶ月に必要な費用が50万円であれば、それ以上を稼ぐことができれば、それまでの生活水準を維持できるわけです。

これまで生活水準が大きく変わらなければ、随分と漠然とした不安は払拭されるのではないでしょうか?

【2】 1ヶ月の収入を明確にする

1ヶ月の支出が明確になれば、その支出分を補填するだけの「収入」があれば、生活水準を維持できるわけです。ということで、次に行ったのが、「月50万円を稼ぐにはどうすればよいか?」ということ。

価格設定をするときに、相場を踏まえて、設定することが多いと思いますが、個人経営ではそれはしない方が良いと思います。(価格競争では、大手には敵わないので…)もしくは、自分の知り合い、もしくは先輩の価格を見て、その人がこのくらいなら、僕のレベル的にはこのくらいかな…と決めるのも、やらない方が良いと思います。

では、どうやって決めるのか?

【自分が一日どのくらいの時間働きたいのか?】ということから考えます。そうです。ここで、その3でお伝えした、「ビジョン設定」が重要になります。

相場とか、周りのこととかを気にせずに、まずは自分の働き方、生き方といった、自分自身の【ビジョン】を踏まえて、価格設定をすると良いでしょう。

僕の場合は、「夕飯を家族で食べる」という生活をしたい!と考えていたので、必然的に、仕事は18時以降はしない、ということを決め、17時には帰宅できるような働き方を模索しました。

僕自身のトレーニング指導に必要な時間は、1枠90分程度。そうすると、1日、トレーニング指導をできる人数は、3-4人程度になります。

しかし、毎日、予約率100%で仕事しても、なかなか、長続きしないので、予約率を、70-80%くらいにしておきたい…などなど、自分の働き方を自分で決めました。

その上で、自分が必要な収入を得るためには?と考えると、おおよその1回あたりの単価が決まり、それが価格設定になります。

単価が決まっても、継続してきてもらえないと、収入が安定しません。継続してきてもらうための施策として、回数券を作ったり、月額サブスクに行ったりと、この辺はそれぞれのジムで考えていく必要があります。

このあたりは方法論なので、まずは、自分の働き方、生き方を踏まえて、必要な収入を得るために、【価格設定】を行うという意識を持つことが重要であると、個人経営のトレーニングジムがとるべき戦略であると考えています。

そして、次に行うことは、その価格設定のサービスを人に知ってもらうことです。次回の投稿では、【自分のことをどうやって知ってもらうか?】ということについて記載していきたいと思います。


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17時帰宅!アスリートしか通わないジム経営3児の父|多良 耕太郎
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