第八話「仏像ってどうして出来た?」
仏像誕生秘話
最初の仏像はお釈迦様をモデルにした釈迦如来
お釈迦様が亡くなった当時の人はあの偉大なお方を人の手で表現するのは無理だ!
それにそんな恐れ多いこと出来るわけがない!罰が当たってしまう!
という考えを持っていました。
でもお釈迦様へのお祈りをしないわけにはいかない。
ということで、代わりにストゥーパというお釈迦様の遺骨を祀ったものや
足の形をした石、お釈迦様が悟りを開いた場所である菩提樹
そのほか法輪などを礼拝していました。
「でもやっぱりそんなんじゃあ我慢できないよ…」
「やっぱりもっとリアルなお釈迦様じゃないとやだよ…」
「ん~じゃあ像作っちゃうとか…?」「それだ!!」
ということで現在のパキスタンあたりにあったガンダーラという場所、
そうあの愛の国ガンダーラですね。
そこの人たちが愛情いっぱい込めて1世紀ごろに仏像を作ってしまいました。
これが仏像の起源ではないかと言われています。
ちなみに最初の仏像が生まれたのは
お釈迦様が亡くなってから500年も経った後だと言われています。
いざ像を作ることになった時、おそらくみんなで話し合ったんはずです。
「像を作るのはいいんですけど仏陀ってどんな姿だったんですか?」
「はーい!ものすごく大きかったすです。身長5メートル弱くらい」
「なるほど…カキカキ」
「腕も長かったって聞きました膝に届くくらい」
「水かきがあるって・・・」「歯並びがいい、さらに多い」
「金色に光ってたはず絶対!」「パンチでほくろみたいなのが」
こんな感じだったのでしょうね。
500年も熟成された想い・・・
如来の物凄い特徴はこの500年という長い時があったからこそ
生まれたものなのかもしれないですね。
つづく
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