第二十三話「頭がいい菩薩」

文殊菩薩

「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあります。
この文殊の知恵の文殊というのが文殊菩薩のことです。

菩薩業界でトップクラスの頭の良さ、いざという時の理性的な判断力
参謀としての知性をもっています。

ある日、維摩居士(ゆいまこじ)という物凄く口が達者な者が病気になりました、
そんなとき、お釈迦様が弟子の誰かを見舞いに行かせようとしました。
でも皆、ユイマコジに言い負かされるのが嫌で行こうとしない。
その時に「私が行きます」と唯一手を挙げたのが文殊菩薩です。
文殊菩薩は見舞いに行き維摩居士(ゆいまこじ)に言い負かされることなく
見事対等に話をしてきました。

そんなことがあってお釈迦様は大変文殊菩薩を気に入って普賢菩薩と共に
となりにいつもつれて出かけたそうです。その姿が有名な釈迦三尊像です。

姿の特徴は獅子に乗っていること跨っているわけではなく獅子の上の蓮華に座っています

つづく

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