第十話「大仏論」
大仏論
みなさんに質問です。大仏とはなんでしょうか?
大仏とはすなわち大きな仏像のことです!!
大仏と言えば奈良の盧舎那如来や鎌倉の阿弥陀如来が真っ先に思い浮かぶはずですが、
これらの如来に限らず大きい仏像は全て大仏です。
どれくらい大きければいいかと申しますとしっかりと公式設定があります。
立った状態で4.8m以上
座った状態で2.4m以上の大きさの仏像は全て大仏です。
この4.8mというのは前にも書きましたがお釈迦様の身長のことです。
お釈迦様は大きい男だったんですね。
そんなお釈迦様よりも大きい仏像は全て大仏です。
ちなみに日本にある大仏の数はおよそ300体以上と言われています。
大仏大国日本ですね!
そんな沢山の大仏の中で代表的な3体を日本三大仏と呼んでいます。
気になるその3体ですが、
まず第一は奈良の大仏、東大寺盧舎那仏
そして第二が鎌倉大仏、高徳院の阿弥陀如来
ここまではすぐに思いつくと思います。
問題は第三番目の大仏、これが時代によって違います。
まず江戸時代、京都の方広寺の大仏が三大大仏の1体でしたが地震で壊れてしまいます。
その後、明治になって兵庫の能福寺の大仏が認定されましたが
昭和19年に金属回収令によりなくなってしまいました。
そして現在、実は第三の大仏は正確には決まっていません
候補は沢山あるそうです。
実際に日本三大大仏の1つと名乗っている大仏もいくつかあります。
高岡大仏や牛久大仏など…
しかし、その地位は現在事実上空位なのだそうです。
つまりみなさん、今がチャンスです!!
つづく
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