第九話「盧舎那如来(るしゃな)」

盧舎那如来

大仏といえば一番に思い浮かぶのは奈良の大仏ではないでしょうか
奈良の大仏は正式には東大寺盧舎那仏もしくは毘盧遮那仏といいます。

インドにヴァイローチャナという仏がいてそれが日本にやって来ました。
シルクロードを越えて海を渡っているうちに色々あったのでしょう。

ヴァイローチャナ…
ヴイルォーチャナ…ヴィルォーチャナ…
ヴィルーシャナ…ヴィルシャナ…ビルシャナ…

毘盧舎那となりました。

この盧遮那如来は、なんと最初の仏像のモデルである
お釈迦様をもはるかに超える存在で、
宇宙そのもの、仏教の教えそのものだと言われています。

つまりお釈迦様が厳しい修業の末に悟りを開いて
やっとたどり着いたのが盧遮那仏だったということなんです。

だから生まれつき如来、如来の中の如来、如来を超えた如来、凄い如来
びるしゃな!お前がナンバーワンだ!それが盧遮那仏です。

宇宙そのものというところ、など設定が若干、大日如来とかぶりますが
性格が違うそうです。

つづく

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