0秒で動け 伊藤羊一
こんにちは。
外出自粛のGW最終日という事で、
今回はGWに読んだ本の紹介をしたいと思います。
伊藤羊一 「0秒で動け」 SBクリエイティブ株式会社 発行
このGWかなりだらけてしまいましたが、本はしっかりと読みました。
今回はその中から、明日から気持ちを入れ替えて行動するためにぴったりの、
「0秒で動け」を紹介したいと思います。
長くなりすぎると疲れてしまいますので、
ところどころ省略しながら紹介しますがご容赦ください。
まず、どんな方向けの本かというと、
わかってはいるけど「動けない」人向けです。
タイトル通りですね。
著者の伊藤羊一さんですが、
こういった本を出版するだけあり、かなり華々しい功績を納めています。
ただ、一度大きな挫折を味わっていることもあり、
私のようなごく一般的な人でも、親近感が湧きます。
さて、さっそく内容紹介に入っていきます。
この本の大枠ですが、
・組織でなかなか自分の存在感を出せない
・周囲の目を気にしてなかなか動けない
といった人が、
「行動力があってみんながついていきたくなる人」
になるための思考、行動方法について書かれています。
第一章で、
行動するための思考方法について
第二章で、
第一章の思考方法を行動に移すための具体的手法、心構えについて
第三章で、
周囲を動かす方法について
第四章で、
実際に行動するために必要な自分軸の作り方について
といった構成で話が進んでいきます。
■第一章紹介
「結論を出せ!」
この章では、行動をするための思考方法について書かれています。
すごくざっくりまとめると、
①常に目的(結論)を意識する
②あまり考えすぎず、直感も大事にして動く
の二つです。
②については、今回は説明省略します。
①についてですが、わかってはいるものの、なかなか難しいですよね。
仕事の中でも、最初は目的を意識しながら取り組めていたのに、
問題が発生したりすると、色々な要素が複雑に絡んできて
あれ、今解決すべき問題は何だっけ?
といったような状況によく陥ります。
また、そもそも結論を出せないという状況にもなります。
この問題は、結論と根拠の関係を意識すれば改善されます。
伊藤式「結論と根拠のピラミッド」という内容で紹介されていますので、
詳しくは本書をご覧ください。
また、この思考方法の鍛え方についても書かれています。
日常の事象を、「自分だったらどうするか」と妄想することです。
こうする事で、頭の整理、結論出しのトレーニングになるとともに、
自分の軸や志が見えてくるようにもなります。
■第二章紹介
「一歩踏み出す」
この章では、実際に最初の一歩を踏み出すための
手法、心構えについて書かれています。
・行動を宣言する
・ついやっちゃったくらいのテンションで行動してみる
・期待値は極力下げておく
・行動の初期では、フィードバックは無視する
・PDCA(行動→振り返り→気づき→行動)サイクルを回す
といった内容です。
特に、最後のPDCAサイクルの所での、振り返り手法ですが
内省と対話が挙げられています。
私は、特に対話が大事だと思っています。
このnoteも対話の一つとして始めました。
noteのハードルが高ければ、TwitterなどのSNSでもいいと思います。
自分しか見ないノートに書くよりも、
人の目に触れるもので残した方が、継続性やクオリティの面から
良いと思いますので、参考までに。
■第三章紹介
「人を動かす」
この章では、第二章の行動で周囲を動かすための
手法について書かれています。
・普段の行動、ふるまいを意識する
・対立した時は一段階視座を上げる
・熱意を見せる
といった内容です。
特に印象的だったのは、
意見を出す事を恐れるな、言っていることよりも普段の行いが重要だ
といった内容です。
会議とかで意見を言うとき、自信がないと反対意見が怖かったりしますよね。
でもそんなの怖がる必要はなくて、
結局は普段の行いから印象付けられている
人間性で評価されているという事です。
一生懸命頑張っている人の意見を笑ったり、無碍にしたりする人は
いないので、どんどん発言していきましょう。
■第四章
「軸を持て」
この章では、より自信を持って行動するための
軸の必要性、作り方について書かれています。
・軸を持つことで自分の意見が出やすくなる
・軸の作り方
といった内容です。
他の章よりボリュームは少な目ですが、
本書の目的の中ではあくまでも+αの位置づけだからでしょう。
軸の作り方についてですが、就活でも行ったような
過去の経験から自分の感情を振り返り、価値観(軸)
を見つけるといった内容が本書でも紹介されています。
それが難しいから困ってるんだ、という方いますよね。
私もその一人です。
そんな方にも簡単にできる軸の作り方が紹介されています。
「誰かの価値観をパクる」です。
尊敬する会社の上司でも、有名な経営者でも、漫画の主人公でも
誰でも構いません。
自分が共感できる価値観を持った人物のことを真似し、
「あの人だったらこんな時どうするか」と妄想して
行動に移すのです。
これを本書では軸の仮置きと呼んでいます。
軸を仮置きし、行動してみる。このプロセスを繰り返す事で
動けるようになり、次第に自分の軸として修正していくのです。
いかがだったでしょうか。
興味が湧いたらぜひ読んでみてください。
明日からの仕事に向けて、皆さんのモチベーションが
少しでも高まっていれば幸いです。
ちなみに私は、
明日から挨拶をいつもより少し大きくしてみようと思います。
ではまた。
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