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#MercariTechResearch vol.3にいってきた!
ずっと気になっていた上海とエストニアのIT事情を知るべく、Mercari Tech Research Night にいってきました!抽選制だったのですが、たまたま同じく当選した同期とともに!(当選してうれしかったです!ありがとうございます◎)
雑&ざっくりですがメモシェアします~!
■MercariTechResearchの制度概要
・好きなときに行きたいところにいける
・もちろん業務扱い!
・複数人でスケジュールをあわせてのツアー形式での渡航も開始
・現地でプロダクトを使い倒す/人に話しかけまくることを大切にしている
・メルカリが通訳や旅費を支援してくれる(アツい)
・インプットしたことを社内外問わずアウトプットすることを大切にしている
・社外の人が一緒にいけることも(!)
■今回のレポート
こちら4つのレポートを1時間でしてもらい、その後フリータイムでした~
1)上海
2)エストニア・フィンランド
3)シンガポール
4)ニューヨーク
■各レポート
1)上海
「次の当たり前がある都市」→現金をつかわない世界(滞在中に使ったのは2回。うち1回は自分のATMから別のATMへ移す…みたいな通貨のキャリーとして!)
▽上海の決済まわりの事情はどんな感じ?
・Wechatpay・Alipayでの決済が当たり前
・1-2坪の小さな店舗でもQR決済がベース
・現金レジがもうない店舗がほぼすべて
・神社やお寺のお賽銭もQR化
・物乞いをしている人も首からQRコードをさげている
・最近まで自販機がなかったが、
QR決済がベースになったことで上海でも登場
・クレジットカードよりQR決済がベース
クレカはハッキング?スクリーミング?されたりするので逆に危険。
街中でもクレカをとおす機械がほぼなく、クレカも現金ぐらいみなかった
▽なぜ上海ではこれが実現したのか?
・中国では現金社会に対するストレスが大きく、運用が難しかった
└偽札・ぼろぼろ札が平気で出回る、レジの盗難なども多かった…など
・似たような事例で、中国では固定電話が普及しづらかったため、モバイルが電話のスタート。安価での生産が可能なのも普及の要因となった。
▽上海のいま
・中国人のほうが観光客よりいまはお金を使っている
・高速なスクラップ&ビルド
例)Bluegogo:2016年11月創業、100億円くらい調達したものの、2017年11月?には倒産。夏に話題になってた無人コンビニがなくなってたり。
・学生による起業が増えている。
・たくさんのサービスや会社が興りすぐに消える→PDCAサイクルのはやさ?
・政府/都市/社会が後押ししてくれる
→お金2.0にも書かれていた上海事情、中国は国全体の平均年齢が30代くらいなのも手伝って、新しいことに対する社会の適応スピードがはやいみたいです。うらやましい…
■エストニア・フィンランド
【エストニアってこんな国!】
・九州くらいの大きさ
・人口は130万人くらい
・小さい国でありかつ、紛争?の歴史の経緯から、サイバー空間で国を発達させていこうという空気がある
・電子政府の概念が浸透しており、結婚・離婚など以外の99%の行政手続きが完結する
・マイナンバーカードのような国民共通IDカードを皆持ち歩いている
例)80歳くらいのおばあちゃんもこのカードでバスに乗ったり、かなり生活に浸透している
・エストニア発祥のSkypeがMicroSoftに買収されたタイミングに元Skypeの人たちが起業しているため、スタートアップや起業が盛ん。
・人・お金・知識/経験が循環しており、イノベーションがおきやすい
→国の大きさや人口からみても「小さく検証しやすい」という利点があるからこそ、電子国家化が成立している気も…ちなみに、エストニアのことを知りたい人はこの記事、とてもよいので参考にどうぞ
世界最先端の「電子国家」エストニア首都の意外な街並み
https://forbesjapan.com/articles/detail/18015
■シンガポール
【シンガポールってこんな国!】
・東京23区と同じくらいの大きさ
・GDPは日本より高い!
・世界屈指のグローバル都市
・会社設立の法人税がやすく、起業も簡単。
国がスタートアップを支援している
▽実際に使ってみたサービス
foodpanda
└Ubereatsみたいなサービス。キックボードで配達してくれる(!)時間についてはルーズwで約40分での配達が可能、と表示された注文が
1時間半できたり…
▽その他こんなのを見つけた!
・ホテルの受付に電話して届けてもらうアメニティを届けてくれるロボット
└でもホテルに1台しかないので最終的に人がきたw
・洗濯ボックス
└洗濯物をいれたら後日?洗って返してくれるサービス。イオンみたいなショッピングモールのなかにあった
▽決済サービス
NETS・VisapayWave
└デビットカード・タッチ決済
洗濯ボックスやマクドナルドで使えた。
■ニューヨーク
AIと人によるパーソナルスタイリングサービスのSTITCH FIX など、儲かってそう…なかんじがあったので世界のファッションの中心地のファッションEC事情を調査してきた!
▽ファッションECの動向
・ファッションECは二極化
└利便性重視のAmazon派 or スタイリング・ヴィンテージメインなど、スタイリング・センスを重視したEC派。
・Amazonのファッションへの本気度がすごい件。
└カルバンクラインとのコラボをしていた。
下着や靴下などは日用品なのでECでの購入可能性が高いのもありそう。Amazonは東京の品川にもファッションスタジオを準備中。ファッション領域で今後おいあげてくるか?
▽NYで流行っていたファッションEC
・ファッショングッズのレンタルEC
└NYはパーティが多いため、パーティドレスやパーティジュエリーなどがよく取引されているよう。
・スーツのフルスタイリングEC
└もともとNYではウォールストリート街で働くビジネスマン向けに高級デパートでスーツのスタイリングをする、というのがあったため、既存のニーズのリプレイス。高単価なのでビジネスになりそう。
→ファッショングッズのレンタルだったら、日本だと振袖や着物など、高いから買うほどじゃないけど…というのにニーズがあるかも!と思いました…
■おわりに
Mercari Tech Research Night、1時間で4つの都市の発表だったのでもっと深堀して聞いてみたかった!というのもあるのですが、イベントのなかで何度も言われていた、「一次情報を自分でとりにいく」ということの大切さをひしひしと感じた2時間でした…。自分で実際に見に行かないと分からないことたくさんありそう…という感想が一番大きかったので上海あたりは今年中にいってみようかな…と思っています:)
ではでは!
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