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#2 読了した本について話します

 皆様、こんばんはです。
 前回の初投稿時に気力次第ではヒロアカ映画のことについて書くと言っていましたね? 見事に気力が持たず疲れも出てしまい書けなくて先延ばしにしていたら、遂に感想を書いていて訳が分からなくなったので先程読み終わった本について話そうかと思い至った次第でございます。やはり何かの感想はその時の熱量に任せて書くほうがいい。

 今回は顎木あくみ先生の「わたしの幸せな結婚」について感想を書きたいと思います。
 こちらの本、最初読んだ時はとてつもなく幻想的で楽しく読みました。その続きである5巻をやっと読めたので書かせていただく次第でございます。

 私のnote全部に共通することではございますが、もちろんの如く「わたしの幸せな結婚」全巻に渡るネタバレがございます。これに関して何か指摘されてもきちんと書きましたのでとしか伝えられないため、そのことを念頭に置いた上でお読みいただけますと幸いです。

 と、感想を書かせていただく前にまず「わたしの幸せな結婚」の今までのあらすじを書きましょうか。私はあらすじがかなり苦手なので、少し幼く書かせていただきます。

 母が亡くなって少ししてから継母や義妹に虐げられるように育ってしまった斎森美世。そんな彼女が厄介払いをされるように異能者の中で最強と謳われていると同時に冷酷非道と噂されている久堂清霞の婚約者になってしまった。
 継母や義妹に虐げられる日々を送っていたせいで自信などとうに無く、新たな婚約者に追い出されいずれ消えるのだろうなと思っていたけれど、実はその婚約者は不器用でありながら優しくて。そんな婚約者と共に色々な困難に直面しながらも成長し、そして幸せになっていくというお話。

 結構端的になってしまいましたが、要約するとこんな感じでしょうか。
 ちなみにこのお話、異能者やら異形やらが現れる和風ファンタジーとなっております。時代背景としては恐らく明治、大正くらいでしょうか。時代に沿った表現や言葉遣いなど、とても丁寧に描かれている作品だと思っております。もちろん主観です。

 ここからネタバレです。


 さて、今回のお話。最後の清霞さんが大罪人として罪に問われるというシーンからあとの絶望を見てとてもしんどくなり、しかし残り数ページしかないことに思い至って、(えっ、こんなにしんどい思いで次巻待たないといけないの……?)という思いで読んでおりました。それくらいには辛くて、どうか美世さんと清霞さんが幸せな結婚生活を送れるよう祈り続けている最中です。
 本当になんでしょう…………序盤から中盤にかけてはもどかしくもとても楽しくにこにことしながら読めたのに、途端に地獄に落とされましたね……
 清霞さんの去り際に美世さんの耳元で呟かれたあの言葉も、やっと言ってくれた!! という気持ちと同時にどうしてこの場面で……? ととてもかなしかったです。悲しいというか、清霞さんの命が尽きてしまうかもしれない場面で心残りはないとでも言うように呟いてしまうの……? という感じでしょうか。私をこのようにさせたので是非とも清霞さんには美世さんと幸せな結婚生活を送っていただきたいです。
 そして新さん…………? あなた何やってるの……?
 甘い考えなのかもしれませんが、どうか新さんのあの裏切りには何か考えがあっての事だと信じてやまないです。そうでないと私の心がしんどくなる…………

 表現の仕方や言葉遣いなど、どれも違和感なく読めましたし、自然と情景も浮かんでいたので今回も楽しく読まさせていただきました。私のイメージではありますが、「わたしの幸せな結婚」はどこか温かく優しい雰囲気が漂っていると思っています。今回の巻の終盤の方はとてもシンドかったのですけれどね…………

 本当に、どうか続きが出てほしい……と願ってやまない作品です。
 今後も情緒が乱されながらも楽しく読まさせていただきます。
 とてもすきです!!!!!

 なんて気持ちを伝えたところで私は恐らく寝ます。
 ここまで読んでいただいた方は本当にありがとうございます。もし今後も見ていただけるのではあれば、どうかよろしくお願いします。

 ではまた。会える時に。

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