「自然体でいこう!」というワナ
自信がない人、不安になりやすい人は「気楽に、自然体でいこう!」の言葉にすがると失敗する。それより「思い出す」ことをするだけで自然と上手くいく。
「自然体でいこう!」という罠
一見激励を込めて言っているように聞こえるこの言葉を、よく就職活動の面接前だったり、学校の試験前だったりの時に親や友人がよくかけてくれることがあるけど、そういう言葉には極力踊らされないようにしている。
というのも、そんな言葉自体には何の根拠もないから。その言葉を鵜呑みにしても、何もしていないことには変わりない。「できるかも!」と自分を奮起させても客観的に見て何も行動していないことと全く変わらない。
試験で良い点を取れるかどうか、面接で上手く話せるかどうかは、「自分自身がどれだけ準備してきたか?努力してきたか」っていう積み重ねが結果に直結する。
自信がない人や不安な人はそういった言葉、特に身内や親しい友人などの信頼関係ある人にそんな言葉をかけられると、「もしかしてできるかも?」と鵜呑みにして必要以上に思い込んで、もっと練習、努力が必要だって自分でわかっていたはずなのに、そこにフォーカスできなくなってしまう。
見えるものが見えなくなる。これが一番危険なこと。
自分の努力を思い出すことの大切さ
一番は、そういった激励の言葉を受け止めつつ、客観的に見ながら備えることだけれど、それをできるのは中々難しい、というか自信がない人、不安な人は誰かの言葉にすがりたいからそれができない(かくいう自分も自信がない側だから、親しい人に激励の言葉をかけられたらつい甘えてしまうことも度々…)。
そんな時は、自分の今までしてきた練習だったり、努力など積み重ねてきた事を頭の中で鮮明に思い出してみるようにしてる。
自分が努力したことは「事実」で、根拠が明確。だから自信が持てるようになるし、
今までしたことの中で、足りない所、努力すべきところも見えてくる。
そうすると、自信を取り戻すことができて、かつしっかりと、十分に準備して備えることができる。
自分に自信がない、不安を抱えやすい人はこれをしてみると本番に強くなれるように思う。