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ヘイ、ブラザー!ハイ、シスター!(2)
【ブログの過去記事】
兄貴が偉大過ぎても自分を貫き通した男、L.C.クックの登場!今でこそ<サー>レコード時代のコンプリート盤も出たが、ちよっと前までは顔写真さえなく、黒い人影が代わりに使われてたという悲しい話。最初の頃は、どうも、サム・クックの弟らしいよ、とか言われてたんだろうか。
個人的には好きなシンガーだ。サムを荒削りにした感触があり、この人がスターラーズにいても面白かったんじゃないかと思う。サムも決して単なるクルーナーではなく熱く燃える部分があるが、その燃え方がシャープだ。L.C.は泥臭い。
サムは31年生まれ。L.C.(正式にはどういうお名前でしょうか?)は一つ下である。サムは51年ソウル・スターラーズ入り。57年にソロ歌手。58年<サー>設立。64年に亡くなっている。L.C.は56年よりシカゴの The Magnificents に在籍。自己名義の録音は<Checker><Sar><Blue Rock><Destination>ほかに有るそう。それでは音源を。
L.C. Cooke - Put Me Down Easy
L. C. Cooke - Sufferin
L.C. Cooke - I Will Wait For You
L.C.Cooke(Let's Do It Over)
改めてジックリ聴くとよく似ている。ルイス・ウィリアムスが良くソックリさんとして名前が上がるが、彼の場合キメ所で「サムる」感じだが、やはり弟、自然に似ている。3曲目とかサムが歌っていると騙せるんじゃないか?4曲目は、あまりサムにないタイプで非常に好きだ。ついでというのも失礼だが、サムも2曲ほど。L.C.に浸った後のサム・クック、少々違って聴こえる気もする。
Sam Cooke You send me
Sam Cooke - Bring It On Home to Me
因みに、サムが亡くなった後にサムの代表曲をL.C.が歌っているアルバムがあり、ご親切にもYouTubeで全曲聴けるので時間のある方はどうぞ。ここでも、L.C.らしさは出ている。
L.C. Cooke Sings The Great Years Of Sam Cooke [Full]
顔だけ見ると、サムの方が優男なので弟に見える。それはともかく、兄貴に全面協力した形の弟。兄弟愛が透けて見える二人だ。