レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.40
【ブログの過去記事】
[48枚目]●ベル・ビヴ・デヴォー『ポイズン』<MCA>(90)
超人気グループだったニュー・エディションは、解散後のメンバーの動きも注視された。元々ソロ歌手として実績のあるジョニー・ギルの他、ボビー・ブラウン、ラルフ・トレスヴァントも充実したソロ活動を残した。
残りのメンバーが、ベル・ビヴ・デヴォー(以下BBD)というグループでデビューする迄にやや間が空いたように記憶する。しかし、その作品の評価は高かった。改めて、ニューエディションのレベルの高さを、リスナーは思い知る所となった。
さて、BBDと言えば、ヒット曲「ポイズン」が上げられるが、アルバム内の他の曲も、よく出来ている。曲の乗りの良さはもちろんだが、私としてはリッキー・ベルの歌唱力も強調したい。マイケル・ジャクソンを思わせる局面もあり、スローでは、オラン・“ジュース”・ジョーンズのような柔らかさも感じられる。さらに、さほど目立たないが、安定のコーラス・ワークやラップの絡み具合も、評価ポイントとして高い。
プロデュース陣は、ショックリー=サドラー=ショックリー、ティミー・ギャトリング&アルトン・“ウーキー”・スチュアート等。
I THOUGHT IT WAS ME
Poison
When Will I See You Smile Again
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