国際結婚と嫁姑関係1<義理の母は日本人>
6月末からのロックダウンの規制で、隣の地区に住む義理の両親の家に行くことが出来なくなりました。
本音を言えば、ホッとしています。
義理の家族のことが嫌いだとか、文化の違いとかそういった理由ではありません。
私のことを気にかけてくれるし、優しいのですが…
姑、舅、共々、過干渉というかお節介というか…
彼らのところに行くと、なぜかどっと疲れが出ます。
リラックス出来ないんです。
現在、義理の両親ともに80代後半です。
旦那が25年以上暮らした日本を離れ、オーストラリアに戻った理由の1つが、高齢になってきた両親の面倒を見ることでした。
私のオーストラリア生活は義理の両親との同居生活から始まりました。
2016年から3年間、彼らの賃貸アパートで同居していたのですが、正直メンタルが限界でした。
義理母は日本人
私の旦那はオーストラリア人ですが、彼の母は日本人です。
彼はいわゆる日豪ハーフって言われるやつです。
この話をすると、割とみんな同じ反応で
「あぁ、それきっついねー」
みたいな感じで同情してくれます。
国際結婚をしているお友達からは
「姑とは国籍が違うからどうにかやっていける」
って話も良く聞きます。
文化や言語が違う=価値観が違う
なので合わなくて当たり前、お互い干渉し合わないようです。
私の義理の母は日本人だということは分かっていただけたと思います。
では、どんなタイプの日本人?
一言で言えば
「めちゃ強い」
精神面でも、肉体面でも
戦前生まれで、第2次世界大戦を体験。
疎開中に父親を戦争で亡くしたりと、幼少期から辛い経験、苦労をしています。
そして当時にしては晩婚
その上、国際結婚
海外で出産、働きながらの子育てなど、強くならざるを得ない要素が満載なのですが
何より大変なのは、
働けない?働かない?旦那をもらってしまったことです(苦笑)
そう、義理のお父さん(オージー)、私が言ったら失礼かもしれませんが、
典型的ダメ男くんです。
あっ、義理のお父さん話は、これまた長くなりそうなのでまたの機会にしていきたいと思います。
義理母は関西人
義理母は陽気な関西人です。
関西人の話にはオチがあるものだと思っていましたが(完全に私の偏見)
義理母の話にはオチがない!?
話があまりに長くて途中眠気で意識がとびそうになったり、
反応に困ることが多々あります。
義理母は負けず嫌い
勝負事はもちろん、言い争いでも絶対に自分の意見は曲げません。
人に弱みを見せたくないようで、
発酵食品が体にいいという話をしていた後に
嫌いな納豆を無理して食べてみたり、
辛いものが苦手なのにキムチを頑張って食べてみたり...
(後でキムチを水で洗って食べているところを発見しました)
海外在住歴長い人って...
思いっきり私の考察なのですが、
海外在住歴長い日本人ってひと癖あるというか…
(ごめんなさい。もちろん、そうじゃない人も沢山います)
私からすると、良いも悪いも強さを感じます。
ちなみに義理母自身、
「日本でだったら自分の性格上、上手く生きていけない気がした」
と語っていました。
私が海外在住歴長い人を「ひと癖ある」呼ばわりするきっかけとなった体験談の記事がこちらです。
そしてこちらは、私が海外在住歴長いお局主婦たちと一緒に働いていた時のお話です。
義理母にまつわる小話
義理母にまつわるストーリーは沢山あるのですが、その中の代表作をどうぞ!
義理母は白米がお好き♡
久々の帰国も兼ね、シドニーから義理の母が日本に住んでいた旦那に会いに来た時の話です。
旦那のアパートに滞在していたそうなのですが、
旦那が仕事から帰ってみると、炊飯器で保温しておいたはずの玄米が消え、代わりに白米が炊かれていたそうです。
義理母曰く、炊飯器の玄米は腐っていたので捨てたとのことらしいのですが、旦那曰く腐る筈はないとのこと。
白米食べたさに、アパートから数キロ離れたスーパーまでわざわざ歩いて買いに行った義理の母。
玄米を食べると戦争時代の辛い思い出が蘇ってしまうのか...
玄米の栄養価を知った上でもやっぱり白米♡のようです。
ちなみにこのストーリーを人に話す時の旦那の決まり文句は、
「うちのママは米だけじゃなく旦那も白いのが好きだから」です(笑)
元カノ写真集披露
昔はEメールの時代ではなく、エアメールでやり取りの時代でしたよね。
そんな時代から、うちの旦那は律儀に日本で当時付き合っていた彼女の写真を、手紙と共に母親に送っていたようです。
そして義理母、その歴代の彼女達の写真を集めたアルバムを、
私が結婚前に初めて旦那の実家に行った時に、ご丁寧に見せてくれました(笑)
タイトルは「○○○とその友達達」となっておりました(笑)
○○○の部分には旦那の名前が入ります。
ガールフレンドではなく友達というところがまた笑えます。
幸い、私も旦那から歴代の彼女の話は聞いていたし、
その中の何人かとも会ったことがあるので、特に驚きはしませんでしたが、
普通だったら場の空気を読むというか...
そういう写真は現在の彼女に見せたりはしない気がするのですが、
皆さんはどう思われますか?
うちの息子、モテるアピール?
今思い返しても、めちゃくちゃ義理母らしいと思えるエピソードです。
クレーマー
私がシドニーに遊びに行く際に私の母が気を遣って、
義理母に何かお土産として欲しいものはないかと聞いたことがありました。
義理母のリクエストは、「大きめのお煎餅」でした。
私の母は缶のボックスに入った、ギフト用の大きめのお煎餅の詰め合わせを私に持たせてくれました。
その詰め合わせセットの中に、唐辛子味のお煎餅が数枚入っていたらしいのです。
先ほど義理母は辛いものが苦手との話をしましたが、
そのお煎餅を食べた義理母は辛くていてもたってもいられなかったのか、
その日本のお煎餅のメーカーに
「煎餅が辛すぎた…」
とクレームの手紙を書いて送ったそうです。
実際のところ、ちょっとピリ辛くらいの辛さです。
オーストラリアから日本に、わざわざ手紙で煎餅が辛いってクレーム!?
しかもうちの親からの貰い物だし!
どうしてこの事実が発覚したのかというと、オーストラリアの義理母から後日こんな連絡がありました。
「流石は日本の会社やわ。クレームの手紙書いたら、ちゃんと辛くないお煎餅入ったセットがお詫びとして送られてきたわぁ」
っていうか、そのお煎餅メーカーが凄すぎですよね。
国際便で煎餅のセット送ってくるって神対応すぎる!!
ぶっちゃけ、この話を聞いた時、うちの母とドン引きしました。
皆さん、義理の母の人物像見えてきましたか?
次の記事では「私がどうやって義理母と良好?な関係を築いているか」
についてを書いていきたいと思いますので、お楽しみにー♪