『今夜飲み会!!困ったときの単発日払い編』
大学生時代は、前回までの内容な感じで、
・学生服販売
・スポーツクラブ
・水産加工品 年末販売
・スキーインストラクター
等を季節労働的にやっていた訳で、時期によっては現在の月収など遥かに超えるギャラを頂いていた。ハズなのですが、バカな学生が身の丈以上のものを持っていると、脳がバグっていくのでしょうね。バブルの背景も言い訳にしますが、使い方が派手でした。マルイなんかで、当時流行りのDCブランドの服を買ったり、付き合ってあいた彼女ととのデートの食事は、フレンチのフルコース、もちろん他のデート費用も全てオレ持ち。彼女に財布出させるなんて男はカッコ悪い。そんな風な考えしてましたよ、時代的な風潮も含めてね。
何処かで書きましたが、活動していた、サークルなんかの飲み会などでも、基本的に1次会は会費制で、2次会以降は先輩が支払いを持つ。という流れができてましたし「金無いので、今日行けません」という後輩には、予め1次会分渡しておいたり、2次会以降に後輩が支払おうとすると「俺等もそうしてもらって来たから『その分、後輩できたら、そっちに返せ』って教えられてっから」とかカッコつけてました。
ある飲み会終わりのときのこと、酔っぱらった後輩が調子に乗りすぎて、店出たところに置いてあった原チャリに跨ってふざけだした。それを見ていた、原チャリの持ち主と、ヤンチャそうな仲間5-6人がオラオラして来た事があった。酔った勢いの後輩やら同期には、応じて熱くなる奴らもいたのだけど、どう考えても明らかにコチラが悪い話なわけなのよ。女子も一緒にいるわけなので、なんかあったら大変だなぁ。そんなふうに計算だったオレは、とりあえずコチラの息巻いてる連中を諌めて、相手側に頭下げて引こうとしたのだけど、向こうさんも上げた拳が収まらない様子だった。仕方ないので、一万円札を3枚財布から取り出し、バイクの持ち主らしき彼の胸ポケットに折って差し込みながら「悪かったから、これでカンベンしてくれる?」ニコッてね。一瞬あっけにとられてるスキに、残っていた皆連れて、その場を離れたのだけど「昔から言う『金持ち喧嘩せず』ってこういうことなんかぁ』なんて思ったっけ。⇐コレたぶん使い方間違っていると思うけど(笑)。そんなバカな出費も多かったわけ。バグった使い方してたな。その他、それぞれの季節バイトの合間が空いたりすると、次の給料日までの数日間、財布の中身が心もとないということがちょこちょことあった。どれだけルーズなんだよって話なんだけどね、ちゃんと計画的に使えば問題ないはずなのに。で、これ今でも同じような事してるな〜って、書いてて反省しかないんたけどね。三つ子の魂云々ってやつ?⇐これも使い方間違っているかな(笑)。
基本的にサークル活動は週イチで夕方くらいからテニスをしていた。コレには、殆ど参加しなかったけど、その後の飲み会はほぼ皆勤で行ったと思う。その他なんやかんやで、週数回は飲み会あったっけ。スポ編委員会やらバイト仲間、学部の仲間やゼミ仲間などとの集まりなんかね。
と、前置き長くなりましたが、そんな財布の中身が心もとないときでも、飲み会があったりするわけ。そうなると、昼間のバイト(学校は殆ど行ってなかった)サボってでも、夜までに幾らか財布を暖かくせねば、となるわけで。
そんな時に、お世話になったのが、
・冷凍冷蔵内の作業
・印刷工場
・引越し
・本の物流倉庫
・宛名ラベルシール工場
・和菓子屋手伝い
などの単発日払いのバイト。
これらはアルバイトニュースやフロムAで見つけたか、友人から誘われたか、先輩からの紹介等でやる事となる。
冷凍冷蔵倉庫、印刷工場、引越し、これらはバイト雑誌では必ず数か所の掲載され4ていた日払いバイト。引越しは前日までに連絡すると、集合の時間と場所を指定されての現地合流が殆ど。冷凍冷蔵倉庫と印刷工場は1度登録した後は、当日に直接行っても仕事にありつけた。どれも、ギャラは朝から夕方まで働いて、だいたい¥5000〜¥6000くらいだったかな。
冷凍冷蔵倉庫の仕事はピッキングという作業。倉庫に荷物を引き取りに来た方に、冷蔵庫内から品物を取ってきて受け渡す作業のお手伝い。大きなトラックなどで何十個もの箱を受け取りに来るときは、物流用のパレット(1m四方く)ごと引き渡せるので、フォークリフトが運ぶのだが、10箱などの場合積んであるパレットから、別パレットに積み替えて運ぶ。この際の積み替え作業を人手で行うわけ。他もっと少ない場合は、台車に乗せてトラックへの受け渡しのドックと呼ばれるところまで運んだり。冷蔵倉庫内はマイナス15℃などの世界の中での作業、防寒着は貸してくれる。
引っ越しは、もうそのまま。手慣れた社員さんたちに指示通りに荷物を運び出してトラックに積み、トラック助手席や真ん中の席に乗って引っ越し先に着いたら、荷物を運び入れる。
印刷工場は、新聞チラシの印刷のラインで、出来上がってきたチラシを一定の枚数でまとめ、機会に乗っけてペダルを踏む。すると紐が巻き付けられて一つの束になる。それをパレットに積んでいく。初めて行ったときにそのポジションの仕事を教えてもらったら、次からはそこの作業場所ばかりとなった。ひたすらその作業をするマシンになりきって、同じ作業を繰り返すのみの仕事。
本の物流倉庫は、大学同期の友人に紹介してもらった。紹介というより、集合場所に行って、迎えに来たマイクロバスに乗り込めば受付終了。倉庫に着いたら、各作業場に振り分けられて。その班の班長的な人の指示にひたすら従うのみ。ここでの作業は、いろいろな書店から返品されてきた本を、同じ本同氏の山に振り分けるという内容。
宛名ラベルシール工場は先輩の紹介で、ダイレクトメール(DM)の宛名ラベルシールの印刷と貼り付け。DMは元々は、今のようなSNSなどのネットのものでなくて、手紙だったんだよね。業者さんはいろんな機会に顧客の住所を集めて、何かのたびにDMをおくっていたわけ。枚数少ないと手書きなんかもあった時代、数多く送る業者さんはここのような印刷工場が作業を引き受けていたということ。ここもひたすら自分をマシンと化す作業。
和菓子屋手伝いは先輩の実家の仕事を、ひな祭りや、端午の節句などの前の仕込み手伝い。ひたすら桜の葉っぱや柏の葉を巻く作業。
などという感じ。当時やっていた日払いのバイトは基本的には、簡単な作業の繰り返し。今では技術が進んでオートメーション化されているようなものもありますね。先輩や友人が一緒の仕事場は楽しい思い出もありますが、そうではないところでの仕事は、会話すらなくひたすらマシン化する仕事のみに集中。これ書いていて、あまり思い出がなかった。とりあえず、その夜の飲み会のために稼いでいたという感じでしたね。
そうそう、当日の資金が欲しくて、レギュラーでやっていた仕事を当欠したりもしてまして、なかなか舐めたことしてましたね。他にバイト面子や社員さんいるし、どうにかしてくれるだろう。なんて考えて「体調悪いので」とか「大学の授業にどうしても出なくてはならないので」とか、そもそも授業行かないでバイトしていたのを知ってくれていたので、この理由は使いやすかったんだけどね。まあ、そんな感じでバイト先には迷惑かけてました。で、その後自分がバイトなど従業員を雇う側の立場になると、この当欠っていうのは、なかなかやられる側はきついんだよね。でも「あ~俺もやってたな」なんて思い出すと「こいつ下手なウソついてんな」と思いつつも「あ~いいよ、わかったお大事に」とか優しく受け応えたりね。
まぁ因果応報ってやつ。若いうちはとことん遊ぶのも大事だしね。
そんなわけで今回はここまで。
では次回
『あの人と共演⁉映画・ドラマのエキストラ』
お楽しみに。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?