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[後編]最強の執筆環境とはなんぞや

さて。目的のブツをレンタルしてくれるとあって早速rentioさんに申し込みを……! と意気込んだものの。

正直、面倒くさい。
新しいサービスに申し込む込む時ってメールアドレスパスワード住所氏名年齢支払い方法その他諸々打ち込まにゃならんの……! と消し飛ぶやる気を抑え込んで、さてやるかと連なるハードルを前に身構えたところ!

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Amazonアカウントが使える、だと……?!
あらゆる瞬時に物憂さを消し飛ばして、一分と掛からずに申し込み完了メールが届いてなんぞこれ?! あとはうきうき待つだけじゃん!

……でもなぁ、これ返すのもきっと面倒なんだよな……期日を気にしぃしぃ使うのか……と遠い目をしかけたところに出現する『カレンダーに登録する』ボタン。
なんぞこれ? とぽっちり押して見ましたら、Googleカレンダーにレンタル期間がべたっと貼り付きましたぞ! これで期日忘れなどなきも同然!

すごい……痒いと言う自覚のないところまで掻いてくれるのかRentioさん……!

あとはブルーライトにのたうちながら、お借りしたタブレットの詳細やら使い方を調べつつ明日を待つだけ!

ちなみに15時頃に申し込んで翌朝10時に到着しました。

 正直ね、不安と半々だったんです。
 レンタルっていったら、前にも使ってた人がいるってことだろ? その人の気配が残ってたりするだろ? タバコの臭いとかついてたらやだなぁ。ネコチャンの匂いなら大歓迎だけど。と、思いつつ手にした……箱が、再利用前提になってる!

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 梱包用のテープまでついてる!

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え、これほんとに送り状貼って封して送り返したらいいだけじゃん?! 楽! めっちゃ楽! 倒れたハードルの向こうに地平線が見えるぜ……!

 そして、初めましてなBoox nova2、人の……気配がない。新品みたいな顔をして、指紋やら匂いやら、使った人の気配が全くない。
 え、もしかして新品だった? レンタル第一号だった? と思って設定を開けたら、カレンダーが6月の日付。前に借りた人はいたのか、でも君、本当に人の気配が残ってないね? 感覚過敏気味で封を開ける前にチェーンレターの内容察知してしまう人間には驚きぞ?

 で、使ってみた。
 Google Play利用できるようにするのは2時間くらいかかることがあるとあったけれども40分くらいで使用可能に。
 ATOK使える。
 Jotterpad使える。
 Bluetoothキーボード問題なし。
 広辞苑は……メモリ的にちょっと我慢しとこう、こっちはそもそものスマホで使った方が楽だろうし。

 そして書いてみているわけだけれども。
 本当に、楽。紙みたい。
 不必要な光がない、ずーっと顔を照らされない。
 天使を見ると目が潰れるというけど、きっとあいつら明るすぎるんだよ……天使と遭遇する可能性のあるときは遮光性の高いサングラスの装備をオススメします。

 折角なので、本来の使用用途であるだろう、電子書籍のアプリも入れてみた。
 一ページの表示倍率を自分で調整する必要があったけれども、これも、見るの、楽……! 確かに黒の勝つ頁では、前頁のゴーストが残るけれど、そういうものだと思えば許容範囲ではないかと思われ。
 何よりかにより、執筆中に耐えかねて、「目ぎゃ! 目ぎゃあぁぁぁ!」と愉快にムスカごっこしなくてよいんだよ!
 いやぁ、いいわ。ほんとに。楽だわ。

 テキストデータをnovaで打ち、PDF化や写真の張り付けはPCやタブレット、と使い分けをすればものすごーく! 使える!

 さて、ここまで有用性が実証され、正直惚れ込んだといっても過言のないnova2くん……君は、レンタル機です。
9月には、お返ししなければならない定め。

 でも! でもね! Rentioさん! 借りるの楽々、返すの簡単、期限の管理まで痒いところまで手の届く、今後何かレンタルの必要があればこちら一択を心に誓うRentioさん!

 そのまま、購入機能も、あるのです……!

 中古ではあるけれど、このnovaくんの場合、諭吉先生を三人捧げればいいだけ……。
君が帰ったあと、必ず新しい子を迎えることになるだろう。それならいっそ、このまま、うちの子になるかい……? とそっと撫でつつ給料日を待つのでした。

そんな現状、最強の執筆環境はこんな感じで落ち着きました。
歩きながら書くの楽しい……! さ、書くぞー!


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