資格いおっさん8 潜水士試験
note稼働以前に受けた試験について、記録します。
潜水士試験
試験日 2019.6.5 試験地 千葉(関東安全衛生技術センター)
① 勉強時間
1ヶ月、毎日1時間程度
② 勉強量
7日間マスター潜水士試験テキストを4周程度
③ 下知識
機械工学卒、数年の安全衛生関連実務経験
④ 試験の印象
完全に過去問の使い回しという印象。難しい問題もない。
⑤ 手応え
試験時間は4時間とたっぷりだったが、勉強が十分であれば問題なく最速で退出可能。計算問題もシンプルな物理現象であるので苦戦はない。
⑥ 資格の意義など
潜水士は小さな資格だが「業務独占資格」なので、それだけで取る価値はある。特に海洋系や土木系、衛生系であれば関わりのある人も多いと思う。
河川や池沼、海に潜る仕事が会社の中であれば、そこに関わる安全管理と法律の知識が身につくので、取得した方が良い(おっさんは当時工場勤務だったので、水溜めや暗渠を想定していた)。
船長としても押さえておきたい資格の一つ。合格すれば水辺のレジャーでも、工事でも安全管理に役立つ。そしてやれる事が増える。
自分で潜るかどうかは別として、潜水者に送気する時の安全点検や、事故時の対応方法なども分かるので、関係があるなら勉強した方が良い。絶対に潜らないとしても、現場に赴いて、潜水装置器具の点検と操作をし、作業の指揮を取るものであれば、この資格が必要になる。
普通のダイビングの民間資格「Cカード」とも異なる。これは潜水の技能を持つことを証明するといったものであり、事業として潜水作業を行う潜水士とは話が異なる。安全衛生管理をしっかりしているか、事業者として法的にクリアした上で作業し、責任を負っているかという側面においての資格である。
そもそも水中は非常に危険であり、事故となれば命を失う可能性も高い。だからこそ設置された資格でもあるので、何度も言うが、河川や池沼、海に潜る仕事が会社の中であれば、そこに関わる安全管理と法律の知識が身につくので、取得した方が良い。
⑦試験対策
テキストを4周すれば合格自体は可能。しっかり勉強するのであれば、受験準備講習などもあったと思うので、必要に応じて会社に請求するなり、自費で行くなりして学習すると良い。
科目のうち「送気、潜降及び浮上」のみ計算問題が出題されると思われる。複雑ではないが、計算が嫌だなと思う受験生は多いと思うので、自信が無ければ(あるいは業務命令で落とせないのであれば)講習の受講をお勧めする。
また、受験資格や必要な実務経験もないが、科目等の免除規定もないので、どんな人でも地道に全科目勉強する必要がある。逆にスタートラインは一緒であるので、同時に受験する仲間がいれば効率よく攻略もしやすいと思う。