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資格いおっさん35 第3種電気主任技術者(6/6) その他電験お役立ち情報編

note開始以前に受けた試験について、記録します。
電験は重要なので何度か執筆予定です。
最終回である6回目は、今まで紹介してきたもの以外のお役立ち情報について、お話しする。


<参考になる雑誌>
受験者の間では有名であるが、気晴らしにも、追加学習としても、オーム社の新電気がオススメ。
月刊誌で、科目や設問ごとの解説、直前予想問題、その年度の雑誌独自の解答解説、その他電力関連のニュースやコラムが載っている。

試験対策の後押しとして、過去問以外のオリジナル問題に触れることができるのは良い。
新電気のオリジナル問題になんなく解答できれば、実力養成は十分なようにも思う。
力試しになるので、直近含めて2ヶ月分ぐらいは買ってみても良いかもしれない。

次点としてオススメなのが電気計算。
2種以上の受験者向けなので新電気よりも難しいが、2種も狙っているという人は買っても良いと思う。
内容は同様に試験問題解説やオリジナル問題の掲載がある。トピックスも本職の電気主任技術者向けである。

初学者や、三種までで一先ずオッケーという人は、当面は新電気で良いが、こちらは会社に買ってもらうにはちょっと試験対策的過ぎる印象だ。
一方の電気計算は、会社も納得する内容であるので、生粋の電気事業者は年間購読で契約している所もある。
こうした面からも、茨の道ではあるが会社の補助を受けやすいというメリットもあるように思う。

<参考になるサイト>
電験王
https://denken-ou.com/

受験者には有名。特に2種以上は羅針盤が少ないので、電験王の練られた解説や情報は大いに参考になる。
オリジナル書籍も売られていて、しかもpdfでの販売もあるので、有難い。
おっさんも、まだあまり学習はしていないが、ラプラス変換だけをガッツリできる問題集もあったので買ってしまった。
仕事中に教科書を開くのがはばかられるという会社もあると思うが、そんな人にもおすすめ。
仕事終わりに解いたが、理解がイマイチだったあの1問を、電験王で解説をコソコソと確認できる。

カフェジカ
https://mizunowa.jp/cafejika

こちらも有名。おっさんは試験終わりの自己採点で、毎年利用させてもらっている。エネ管の情報もある。
イベントや実務情報、果ては電気系の就職情報も載っているので、見るべき点は多い。
リアルで受験者や同業者と会える仕組みもあるようだ(おっさんは利用していないけど)。

電験合格
https://www.youtube.com/channel/UCR0nO4bzegXTNIO6yJ3S4Ng/playlists

非常に分かりやすい電験の講義が無料配信されている。良い時代になったと思う。
講義レジュメもあって、さながら有名予備校の優良講義である。
先生については謎が多いが、特におっさんは踏み込んで調べたいとは思わない。
でも、しゃべり方やテンポは丁度良くて、資料や問題の選び方も含めていい授業に思う。

電験三種に素人が合格するには
https://d.ww3.jp/#toc28

語呂合わせはこちらを参考にした。
照明問題を完璧に仕上げられたのはこちらのお陰


<ざっくり勉強での注意点>
難関試験の勉強は長丁場になるし、羅針盤を失って座礁する危険が色々ある。
合格に必要な動きや考え方を簡潔にまとめる。

① 問題を解くこと
 テキストの解説を読んでも得点にはつながらないことが多い。やはり実際の問題を解きまくることが大事。
 むしろテキストを読まず問題だけ解いた場合の方が合格という面では確実であると思う。
 テキストは、問題集の解答の意味をスムーズに理解する上で必要な学習が書かれているのだと捉え、
 問題を解いて解いてと決まるくべしである。

② 何時間勉強したかよりも、何問解いたかが大事
 2時間勉強して1問よりも、1時間勉強して3問の方が当然良い。
 勉強時間について書かれているサイトも多いが(おっさんも参考に乗せているが)、
 問題集何年分を何周解くという目標から逆算して、勉強時間を導くのが正解である。
 正直言って300時間で十分な人も居れば、1000時間でギリギリ合格の人も居る。
 その人の持っている背景や能力、勉強内容の好き嫌いはどうしてもある。
 また、人より何倍も時間がかかったとしても資格の価値が変わることはない。
 気にして落ち込んだり、自分に合わない曖昧な指標に引っ張られない方が勉強はうまく行く。

③ 良く寝ること・休むこと
 眠いのにダラダラやっても無駄である。
 おっさんもそうだが、勉強を始めた途端にウトウトしてしまう事も珍しくない。
 普段から睡眠時間をしっかり確保すると同時に、眠くなったらすぐに一旦寝て、起きてから再開すると良い。
 習慣としてコンスタントにこなすことが重要だという価値観が世間には多いが、必ずしも徹底的に見直す必要はない。
 なぜならば、色々な事情で働いている人ばかりだと思うからだ。
 例えば、不規則な仕事時間、体質に合わない勤務時間、様々な課題や問題との同時並行など、生きていれば色々ある。
 こうすべきと決めるよりも、余裕をもって都度コンディションを調整しながらが一番良い。

④ 目標や仲間の存在
 難関資格は目的をもって挑むべしである。ふわっとした中途半端な想いでは長続きしない。
 また、できれば「良い」仲間を得るべしである。刺激になったり、助け合ったり(共同で雑誌を買うなど)、長い付き合いの友人になることもある。
 少しでも有意義さや楽しさを付加していくことで、勉強が捗るばかりか、個人にとってその資格が何倍にも価値が高いものになると思う。

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