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資格いおっさん34 第3種電気主任技術者(5/6) 法規のお勉強編

note開始以前に受けた試験について、記録します。
電験は重要なので何度か執筆予定です。
5回目は機械の勉強法についてありのままと考察をお伝えします。

①勉強時間
 法規1年目:他2科目と同時進行で5か月(法規単独で実質毎日30分~1時間、ラスト2か月は毎日1時間)
 法規2年目:4か月(最初の2か月は毎日20分、ラスト2か月は毎日1時間~1時間半)

②勉強量
 法規1年目:テキスト1周+過去問10年を2周半
 法規2年目:過去問10年を4周

③下知識
 機械工学出身、ボイラタービン主任代務者経験アリ(2年)、1年目と2年目の勉強の間に第2種電気工事士取得、
 電気点検について、電気主任技術者に月一で同行して一通りチェックなどを1年半

④使用テキスト・問題集

 みんなが欲しかった! 電験三種 法規の教科書&問題集
 印象:カラーイラストで非常に分かりやすい。一番売れているのも納得の内容。アッサリしている印象もあるが、高得点で合格できたのでこれで十分なのも確かか。
  問題集は過去問10年を先に買っていたのであまりやらなかった(目を通した程度)。

 みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集
 印象:練習用過去問の量としては十分。解説もほぼテキストどおり。


⑤おっさん流攻略

1年目
 (1)テキスト1周以上、過去問は確実に3周と定める。1年目の反省を生かして、半年前に計画を開始して、勉強量を確保。
 (2)機械と法規を同時学習したが、どちらにも応用が利く(三相交流と地絡事故)。抱き合わせで学習すると良いと思う。
 (3)最初の一か月はテキスト中心で早めに駆け抜け、学習内容の網羅とボリューム感をチェック。
 (4)1日に2科目、各10問のノルマを決めてゴリゴリ。飽きたら科目チェンジ。結構こなせたが、文章が多いのでだれ易い科目。
 (5)半年あったとはいえ、3科目同時はやっぱりきつかった。2か月前になって、重点的に実施する科目を絞る(電力と法規)。
 (6)同時にこの頃(2か月前)に交際していた彼女に振り回され苦悩。やっぱり難関資格は孤独にやるか、よき理解者の存在が必要。
 (7)10日に一回休むペースだとやはりしんどい。週に一回は休むのがちょうどいい。土日以外のどこかが良いだろう。
 (8)2週間弱残して過去問10年を2周半まで一応終える。計画を立てていたので大きな外乱があってもなんとかこのペース。
 (9)法規を突破しようと思ったが、最後の10日は電力中心になってしまい、機械も乗ってきたのでぼちぼちやり、法規は機械並みに中途半端に。
Youtubeの語呂合わせをみてニヤニヤしていた。
 (10)電力で満身創痍となり、機械はぼーっとして受験。法規は頭痛すらした。これは無理だなと思いながらも一応やれるだけやった。
語呂合わせのヤマも外して、計算問題はほぼ解けずに終わる。

2年目
 (1)去年と同様に計画を立てて勉強量を確保する。今年は確実性を高めるために4周と決める。
 (2)昨年学習した内容は頭に残っていて、細かい単語の違いまで目が行き届くようになった。おまけの電気工事士法も楽しめた。
 (3)2周こなしたところで計算問題に注力すべく教科書+問題集の問題集に戻り集中特訓。
 (4)最後の2週間は機械と合わせてほぼ毎日1年分の過去問を解答し、8割~9割と理解を深める。
 (5)十分対策をしていたおかげか高得点で合格(75点)

⑥反省点
 初年度に3科目同時がキツイのと、プライベートの調整で苦しんだのは電力と同じである。
 電力と同じ範囲が多いのも特徴。電線の弛みや、三相交流、地絡電流は電流値が法規ではマスクされる違いはあるものの、ほぼ同じ。
 面白さはダントツでビリの科目だが、そう決めつけて面白さを探す工夫を怠ったようにも思う。結果Youtudeの語呂合わせまでは学習は流すだけのグダグダで、
 効率が悪かったように思う。この科目は学習仲間やインターネット上の動画などを積極的に観ても良かったかもしれない。
 出題も微妙な単語の違いを訊いてくるような馬鹿馬鹿しい問題という印象なので、その印象に負けてしまったことが1年目の敗因でもある。
 また、故に計算問題を重視するべきであったのだが、そちらはそちらで難しくて敬遠していたようにも思う。
 (結局、こうした煮え切らない感じが学習優先度を下げに下げ、取り組みもダラダラ担っていたように思う)

⑦学習優先度(通常の分けによる呼び名とは異なる場合があります)

 1位:計算問題(地絡・緩み・需要など)
 2位:安全
 3位:技術基準
 4位:電気事業法
 5位:電気工事士法
 6位:その他

 ここまでの3科目を攻略してきた前提であれば、計算問題の満点を狙うつもりでこなしたい。電力と機械(理論も基礎という意味)で学習した内容と同じか、
法規なりのアレンジを加えた内容が出題されるのだが、パターンが決まっているので、上手く計算できれば得点源になる。
 条文の学習順位は個人的にはないのだが、あえて言えば、現場仕事との関連付けで、安全と技術基準を優先させつつ、基本となる電気事業法に着手する方針か。
そして電気工事士法はあまり出ないものの、興味を抱きやすいので決して捨てないといったスタンスで飽きさせないようにする。

 学習優先度については、法規内の細かい各範囲というよりも、法規科目自体が優先度が下がる傾向にあるように思う。反省点でも述べたが、
意識の上では、条文はつまらない、計算問題は難しいと決めつけてどっちつかずになりやすい。また、実際の試験時間が短いことや、
教科書の厚さ、問題集の厚さ、開いてみて文字ばかりで取っつきにくいといった要素があり、重要でないと舐めてかかると同時に、
面白くない、難しいと敬遠する方向の両方について、理屈上は矛盾しつつも、心理的に法規の学習優先度を下げてしまう気がする。

 対策としては、やることを完璧に意識して決定することと、如何に面白くするかにかかっているように思う。
おっさんも、法規だけは3回試験を受けているわけだが、落ちれば落ちるほど、妙な苦手意識までついてきたので、最後まで心理的に悩まされた科目でもある。

※次回はその他電験お役立ち情報(雑誌や参考にした動画、ウェブサイト等)について具体的にお話をする。

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