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彷徨うおっさん126 選挙!誰に投票するかの決め方(自論)(前編)
前回、いい加減に有権者の間で政治の議論を深めようという旨の論考を2回に渡って執筆した。読み手によっては割と過激と感じる文面や、個人批判も含む内容であった。
だが、昨今の有権者全体(おっさん含む)の流されるままの投票、或いは政治的無関心は問題で、故に問題のある人が議員になるなど、政治が混乱しているのではと警鐘を鳴らすことにしたのである。
今回は、では具体的に誰に投票するか、各々でどういった点に思慮を深めるべきか、おっさんの自論を順を追って述べたいと思う。
<有権者側がやらかしがちな謝った選択とは>
先ずは、現状有権者のどんな選択が問題で、今日に至っているのか、述べたい。おっさんも散々騙されて失敗しているので、反省と自戒の念も込め、以下に列挙する。
・政治家が、政党が、何をしようとしているのか分かっていない
・その政治家に政策実施の能力があるか分かっていない
・政治家と共感できていない、または共感できる政治家を探せていない
まとめると概ねこの3点になるのではないだろうか。
いいや、分かっているさ。でも政治家が使えないし、そのくせ公金チューチュー保身ばかりで我々の期待など簡単に裏切るのだ。それに共感というが、どこを探しても共感できる政治家なんてどこにもいないじゃないか。
そんな風に思うかもしれないし、それも全部は否定できない。
だが、政治を知り、政治家を知り、能力を見極め、その上で期待値を下げ、身近に共感できるように追いかけてみたらどうだろうか。
そんな時間はないかもしれないし、勉強も面倒くさいに決まっているのだが、彼らに少しでも近づいて知ろうとしない限り、正しく認識できないのも事実ではなかろうか。
そして、その足掛かりとして、以下の3つが初手となるように思う。
① 先ずは政策の何処を見るか決める
② 政策が具体的、現実的かどうかを確かめる
③ 自身の想いと共感するか確かめる
では一つづつ確認していきたい。
<①先ずは政策の何処を見るか決める>
政治政党や政治家のHPを見ると、理念や政策について非常に長く語られている。政党を擁護も批判もするわけではないが、例えば、維新の会の維新八策などは、途中で断念してしまうぐらい非常に長い文章がつづられている。
どの政党も(あるいは政治家によっては)とても数分では読み切れない内容ばかりであるが、本来はこれをよく読まなければと思う。
とはいえ、忙しい上に、読んでいると頭が疲れる、結局何が言いたいのか分からないなとも思うだろう。読め読めと分かったような事を言いつつも、おっさんも多分にそっちのクチだ。
よって先ずは、自分にとって重要な事だけをまずは見ると良いと思う。
例えば、国防なのか、例えば経済なのか。あるいは教育なのか、人権なのか、労働環境なのか。はたまた政治制度そのものなのか。
無論全部重要だから全部考えなくてはいけないことである。だがその中でも、自分にとって優先度の高いものが何かあるはずだ。
先ずはそこをピックアップして、その部分だけ読み込んで深堀りすると良いように思う。
各政党で同じ部分を比べて差異があったりなかったり、そもそも取り扱っていなかったりと、色々あると思うが、
それだけでも一先ず、比例代表はどの政党を選ぼうか
と、候補が固まってくると思う。
次回に続く