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彷徨うおっさん77 またしても頑張るオヤジ達がこき下ろされる ファッションセンターしまむら炎上
8月1日のニュース。埼玉の有名な衣料品販売メーカー「しまむら」が炎上した。
以下引用
子ども用のTシャツや靴下、ヘアバンドといった商品で、「パパはいつも帰り遅い」「パパはいつも寝てる」「パパは全然面倒みてくれない」などの文字がプリントされていました。
あまりにもこの風潮に慣れすぎてしまって、よもや「またか、しょうがないな」と麻痺してしまっている面も個人的にはあるが、やはり看過できないところではある。これが商品企画として通ってしまう背景にまず、「おっさんはバカにしても良い」と思っている奴が多いという現実が伺える。
加えて子供に対する愛情が感じられず、むしろ子供を利用することで、女性側が直接的な批判を避け、冗談で済ませようとしている卑劣さすらも感じられる。
おっさんも本件について、noteを通じて、一石を投じてみたいと思う。
<オヤジをバカにする風潮が何十年経っても変わらず、女性側に成長が無い>
昔から世のお父さんたちは、家庭の主婦など、女性から小馬鹿にされてきた背景がある。
例えば「亭主元気で留守がいい」などというキャッチフレーズが、1980年代のCMで使われた。いい意味で取れば「夫婦と言えども距離感が大事」という意味で受け取ることも可能ではあるが、当時の専業主婦が主流だった時代、CMでの演者の皮肉たっぷりの表情、その他世情などを考えると、明らかに「旦那は家庭に金さえ入れてくれればいい、あとは基本邪魔!」という女性側の冷たいメッセージのように感じる。
あれからもう40年近く経っている。
当時の子供はすっかり大人になり、1980年代当時とは異なる社会情勢にいる。また、当時とは異なる男女関係や家族形態すら考えられる世界になったが、相変わらずこの時のキャッチフレーズが、世の奥様方の間で使われている様子が散見される。
「夫婦と言えども距離感が大事、だけど旦那が金さえ入れてくれれば良いなどと考えるのは、妻として母として問題だと思う。昔こそ、亭主元気で留守がいいなどと、恥ずかしげもなく皆言っていたものだが、今では考えられない!」
本来であれば、女性たちが口々に上記のように主張して、オヤジを(少なくとも公然で)バカにする風潮を恥ずべきところなのだが、
どうにも精神的成長が遅れているのではないだろうか。
<先鋭化された恋愛至上主義的価値観を振りかざし、男を見下す女>
このような意見を述べると、反論として
「尊敬できるような男がいない」「男がだらしない」「清潔感が無い」
だから仕方がない、言われて当然だなどと、口々に言う女性が未だに多い。
以前「先鋭化された恋愛至上主義」の論考でも述べたが、
女性の男性に対する要求や好みが、現代は非常に先鋭化しており、結果として、頑張ってくれている男性パートナーへの敬意も有難みも抱けていないように思う。
そして終いには
「だからモテない」
と、常に恋愛における価値基準で男を捉えるクセも染みついている。
恋愛においてモテる魅力的な男か、そうでないかという土俵に常に持ち込んでしまい、問題の論点がずれ、冷遇されているオヤジ達の立場や気持ちは置き去りに、
「全部モテないあんたが悪い」と断じて、傍若無人に振舞う女性が案外多いように思う。その態度は社会性が無さすぎるのではないか。
更に言えば、
① オヤジを見下す一方で、モテの一面では高得点の、甘言を弄するだけの色男と不倫に走る女
② 対等な立場で人として接して欲しいだけなのに「男はプライドの生き物だから立ててあげましょう」などと「恋愛テクニックの延長、または子供をあやす母親のような、どこか上から目線のズレたスタンス・理解」をする女
こういった救いようのない袋小路に行きつくケースも見受けられる。
結果、相互理解が進んでいない。
いい加減、モテるモテないの恋愛勝負という、本能丸出しの下半身の生業から離れて欲しい。そして
好き嫌いではなく、相手を大事にするという人間らしい真実の愛を、もっと知る必要があるな
と、おっさんは思う。
<そして子供を巻き込むな!>
だが一番の問題は、こうした未熟な思想を纏ったフレーズを、子供の衣服に採用するという悍ましさである。
子供は父の愛も、母の愛も欲している。そしてかかわり方や考え方が違っても、父も、母も、我が子を愛しているものだ。にもかかわらず、なぜ、一方的な視点で、父親と母親が対立しかねないフレーズを子供が身に纏うのか。
これを着させる親は子供を愛しているとは思えない。
仮に母親をこき下ろすフレーズに変えたところで同じである。あまりにも愛情が感じられず、無神経ではないか。
デザイナーも、OK出した企画部門も酷いが、彼らは氷山の威嚇に思う。