孤独なグルメ『京都府久御山の鶏白湯らーめん』
夕方の帰路。
冬の季節、午後6時の空は真っ暗。夕日が沈むのが早いと何か損をした気分になる。
帰宅時間渋滞に巻き込まれてるけど、もう少しで家に到着。今日は少し疲れたから軽めの晩御飯で早く寝るか。しかし昨日彼女が言っていた青テントが目印の濃厚鶏白湯ラーメンが頭から消えない。
鶏白湯スープは昔からあるけど、今は濃厚がブームなのかテレビ・雑誌などでもよく目や耳にするようになったな。
濃厚鶏白湯はともかく青は食欲減退色、青がメイン色の飲食店って入るのに少し躊躇してしまう。飲食店の方なら知らぬわけがないだろう原則をあえて目印にしてくるとは余程自信があるのか?
そんなことを考えていると反対車線に青いテントが見えてきた。
一度転回するのは面倒だが行ってみるかとハンドルをきる。
駐車場は満車じゃないがそこそこの駐車率。降り立ったこの場所は知っている限り昔から飲食店が入るも結構短期間で閉店してしまういわゆる鬼門。
その辺りも含めてどうなんだろうと少しワクワクドキドキした気持ちで入口に向かった。
扉を開けると目の前が券売機で食券を買うスタイル。
スタッフさんに声をかけなくていいのは気が楽だけど後ろにお客さんがいたらサッサと決めないといけないのが落ち着かない。
まあ、今日は鶏白湯塩味一択なので悩むことはないけど。
食券を店員さんに渡すと既に水の入ったコップが用意されている席へ案内された。
スマホでニュースを読んでいると5分もせずに食事が運ばれてくる。
白い器に黄金色のスープが綺麗。スープは鶏白湯にしてはみるからに濃厚な感じを醸し出している
レンゲでスープを一口。
さっぱりした鶏白湯スープを濃厚にするとこんな味になるのか、想像できていたようななかったような味だけど美味し。
いちょう切りされたレモンが見た目のアクセントだけでなくスープに絶妙な酸味でハーモニーを奏でている。
麺はストレート、スープもしっかり絡んでいる。
野菜は細かく刻まれているがシャキシャキで楽しめる。
鶏チャーシューは大きくて食べ応えあるけど、個人的には豚の方が好みか。
汁まで完食したので、余韻を残すことなく店を出た。
食事時に上り車線を走ることは少ないけれど、これはまた行きそうだな。
そう思いながら、ギアをドライブにいれた。
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