KONY

ばんえい競馬、ばん馬が好きな青年。

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最近の記事

クマモトヨカバイ ファーストクロップ 火乃国

 先日、熊本県で繁養されているクマモトヨカバイとクマモトイケメンが種雄馬として登録された。クマモトヨカバイに関しては初産駒も登録された。  今回はその初産駒である火乃国(ヒノクニ)の血統について解説してみる。  まずは火乃国の毛色、特徴から。  父のクマモトヨカバイ、母のさくらは共に青毛。火乃国自身も青毛であり両親と同じ毛色となった。  特徴は大流星鼻梁小白と恐らく母のさくら(大流星鼻梁鼻大白上唇大白下唇白)に似たと思われる。 それでは、父と母の血統をそれぞれみてみる。

    • ばん馬の牧場見学を通してvol.4

      初夏の陽気と風の涼しさがマッチして心地良い。 さて、今回は本別町の本寺牧場にて見学をしてきた。 本別町は帯広競馬場がある帯広市から車で約1時間。 道中はスピードスケートで有名な高木美帆選手、菜那選手の地元でもある幕別町、ワインやドリカムの吉田美和さんの地元で有名な池田町を通る。 十勝の全体的な特徴でもあるが、畑が広がっており「平野の街」を感じる。 天気が良い日は日高山脈も綺麗にみえる。 本寺牧場には牧場見学の記録を書き始めてからは初めて訪れたが、以前にも2度程見学はしたこ

      • ばんえい競馬重賞獲得馬の血統構成とその違い

        父系でのサイアーラインだの書いてきたが結局、重賞を獲っている馬の血統構成がふと気になった。対象馬は現役馬に絞った。 血統の構成というとインブリードやアウトブリードがある。 今回はそこに着目し3つのグループ分けをしてみた。 ・父母間でクロスが生じている馬 ・父母間でのクロスはないが父と母にクロスがある馬 ・クロスが生じていない馬 父母間でクロスが生じている馬 ※記載しているクロスは父母間クロスのみ 父母間でのクロスは生じてないが父と母にクロスがある馬 クロスが生じてない馬

        • 今シーズンの重賞馬と斤量による父系頭数の違い

          自身のばんえい競馬のルーツ

          「若いのによく知ってるね。」 「ほんとに20代なの?」 「どうしてそんなに昔のこと知ってるの?」 たまにこんなことを言われる時がある。 無理もないだろう。自分が生まれてない時に活躍しているばん馬のことを知っているんだから。 口では何度かルーツについて話すことはあったが、書くことはなかったため頭の整理も兼ねてまとめていこうと思う。 正直なところはっきりとした原点はわからない。 ただ、どちらかではある。 北見競馬場か池田町にいたマツノコトブキか。 記録や物心から考えると北見競

          自身のばんえい競馬のルーツ

          過去3年分からみた重賞馬と斤量による父系頭数の違い

          血統に興味がありながらしばらくそれに関する記事を全然書いてこなかった。 今回は過去3年分の重賞馬と斤量による父系頭数を載せていく。また、それらの結果から考察できることも書いていこうと思う。  はじめに(目的) 今回なぜこれらについて調べようかと思った理由 ・単純にここ最近の重賞馬を確認しておきたかったから ・その重賞馬の父系がどのような系統、またその頭数を知りたかったから ・斤量によって系統の頭数に変化が出るのか興味があったから ・レースや予想における1つ参考になれば ・上

          過去3年分からみた重賞馬と斤量による父系頭数の違い

          ばん馬の牧場見学を通して 〜特別編〜

          いつもは牧場見学後に記録として色々書いているが、今日は少し別のことを。 vol.2で村田牧場での記録を書いたがその時の1歳馬について今回は書いていく。  理由としてはオーナーが当歳の時から写真などを送ってくれ、牧場でも直接みる機会があり、初めてまともにばん馬の成長過程をみることができた。 個人の感想にはなるが勉強になったこと、これからの見解について書いていく。 まずは馬の紹介から。 名前は美桜里(みおり) 父はコウシュハウンカイ、母はヒカルピアス  兄にジェイコマンダー、

          ばん馬の牧場見学を通して 〜特別編〜

          ばん馬の牧場見学を通してvol.3

          少しずつ暑くなってきたが風はまだ冷たさを感じる。 さて、今回は小清水町の林牧場にて見学をしてきた。 小清水町はオホーツク管内の海沿いの町で網走市からは車で約30分。道中には映画の舞台にもなった北浜駅などがある。小清水町には原生花園もあり時期になると林牧場の馬たちが放牧されゆっくりと過ごすところもみられる。 見学に行った日は既に軽種が5頭ほど放牧されていた。 この牧場では軽種〜重種まで約100頭以上の馬を夫婦とお手伝いの職員の計3人で管理されている。 また和牛の生産もされて

          ばん馬の牧場見学を通してvol.3

          ばん馬の牧場見学を通してvol.2

          雪解けが進み、空気は春の陽気を感じる。 友人からのお誘いもあり約1年7ヶ月ぶりの牧場見学をすることに。 正直ここまで色々あったと思う。 人間界は新型コロナウイルスの蔓延、馬の方では馬パラチフスがあったりとかなりの自粛ムードであった。正直、お誘い受けた時はとても嬉しかった反面考える部分もあった。それでも、友人からは生産者さんからは「大丈夫だよ。」とお許しが出ていることも教えてくれ行くことを決意した。 今回行ってきたのは幕別町の村田さんの牧場。 牧場には種牡馬2頭、繁殖牝馬3頭

          ばん馬の牧場見学を通してvol.2

          マツノコトブキ産駒の種牡馬で栗毛を出している種牡馬はどれくらいいるのだろうか?

          さて、久しぶりの投稿となります。 ネタというか何か書こうという気になれずここまで延びてしまいました。 ふと、こんなことを思う瞬間がありました。 「栗毛を出さなかったマツノコトブキってすごいよな。その種牡馬となった産駒たちはどうだろうか?調べてみよう!」と思った次第です。 言ってみればただマツノコトブキが好きで、親近感ある馬が大種牡馬だったというところからリスペクトも込めたようなところです。 では早速、みてみましょう。 ご覧のとおり栗毛を出した種牡馬は41頭、栗毛を出して

          マツノコトブキ産駒の種牡馬で栗毛を出している種牡馬はどれくらいいるのだろうか?

          1億円馬サイアーライン

          平地競馬でオグリキャップの直系が競走馬デビューしたというニュースをみて、ついついばんえい競馬にも通づるものはないかと気になってしまった次第。 ばんえい競馬の大台と言えば1億円。現在、1億円達成馬はキンタロー、フクイチ、マルゼンバージ、タカラフジ、ヒカルテンリユウ、アサギリ、スーパーペガサスの7頭。どれだけサイアーラインで残っているかみてみよう。 まずはキンタロー。 多くの産駒を輩出して種牡馬としても大活躍。 種牡馬となった産駒にはキンカップオーやクシロタローなどいるが、そ

          1億円馬サイアーライン

          フクノカミカゼとその産駒

          最終開催からフクノカミカゼ産駒のツイートをして、先週のサロマタイショウの記事でフクノカミカゼとその産駒について書くと記したため、ここに自分の思うことを書いていこうと思う。 まずはフクノカミカゼについて。 フクノカミカゼのことを知ったのはとある能力検査の時。北見産駒の父で多くみるな〜といったなんとなくの印象。 フクノカミカゼが現役競走馬だった時のことはあまりわからない。自分なりにエゴサーチのように調べると障害が上手な馬というのはなんとなくわかった。引退レースの時は12歳と長く

          フクノカミカゼとその産駒

          今シーズンを振り返って

          まず、今シーズンもお疲れ様でした。 ばんえい記念も無事全頭完走し、ホッとしているところです。 さて、今シーズンですが1年振り返って個人的に1番思ったことは…… 最初から最後まで馬場が軽かったかな。夏頃は重たかった時もあったかもしれないが、例年に比べると馬場水分量が高めであり、天候に影響されやすい印象を持った。 本題に戻って……今シーズンを主観的に振り返ろうと思う。 まずは能力検査から。色々ありましたね……… 馬の顔を蹴った。かわいそうだ。虐待だ。 ニュースなどでも蹴った

          今シーズンを振り返って

          サロマタイショウ

          しばらく書くこともなく……書くネタも思い浮かばず………放置にしていたがシーズンも終わりが近づいてきてツイートの方ではフクノカミカゼ産駒のシーズンラストランを中心に最近は呟いている。 てことでTwitterの方でも呟いたが本日シーズンラストランとなったサロマタイショウについて書いていこうと思う。 推し馬をサロマタイショウと言っているが、初めてみたのは能検の時だ。社会人になってから初めて生でみた能検が今の明け5歳の世代。 当時はキョウエイリュウがぶっちぎりの1番時計。 出走名簿

          サロマタイショウ

          ふと込み上げてきた想い

          明けましておめでとうございます。 今年も何卒よろしくお願い致します。 ほんとはツイートにしようと思ったけどまとまらないし、書きたいことあるのに省略もしたくないからこっちで書くことにする。 帯広へ行った時の楽しみは仲間との競馬やその後の食事だったりする。色々な意味で当たり前ではない。 まずコロナ禍という情勢もあり、会食の制限やマスクの着用、不要な接触などもある。 そうでなかったにしても、その時でないと会えない人や馬がいる。でもその「会う」ということが贅沢だな。とここ最近とて

          ふと込み上げてきた想い

          今年1年を振り返って

          年内最後のばんえい競馬も終わり、なんとなく今年1年を振り返ってみようと思う。 今年の1月の帯広記念はオレノココロが優勝し、3月のばんえい記念はホクショウマサルが優勝。 ばんえい競馬の顔と言ってもおかしくない両頭が帯広競馬場から去り、オレノココロは種牡馬となった。 残念ながらホクショウマサルは亡くなってしまったが、記録にも記憶にも残る名馬であったと思う。 4月は第1回能力検査。個人的には贔屓目でみているフクノカミカゼ産駒のギンノカミカゼが衝撃的な印象であり、デビュー戦も圧勝

          今年1年を振り返って