フリーランスから会社員PdMに戻ってみての感想
この記事はプロダクトマネージャー Advent Calendar 2024の22日目の記事です。
前日分は鈴木一成さんの『「対立」を「共創」に変える5つのヒント|鈴木一成』でした。
こんにちは。タイミーの小西です。
1年半ほど続けたフリーランスを辞め、8月にタイミーに入社してから4ヶ月が経ちました。
転職や独立にまつわる記事は多く見かけますが、独立からの会社員への復帰に関する情報はあまりないのでせっかくの機会に書いてみることにしました。
入社時にも記事を書いているので、こちらに則りつつこれまでの活動や感想を振り返っていこうと思います。
フルタイムで働く方が生きている実感が湧く
フリーランス時代が文字通り自由すぎたので、フルタイムで働く生活に適応できるのかという社会復帰への懸念は抱えていましたが、こちらは問題なくクリアできました。
フリーランス時代は平日昼間からゲームしたり出かけたり、夜更かししても問題なかったりとやりたい放題だったのですが、今の生活の方がメリハリがあって充実感があります。
「仕事の報酬は仕事」とはよく言ったものだなと思いますが、面白い仕事に取り組んでいる時が一番イキイキしていますし「遊びは余暇にやるからこそ十二分に楽しめる」という風に考えるようになりました。
たまにのんびりしたくなる時もありますが、30代がする生活ではないなということで今は仕事を頑張ることにしています。笑
生活の中で身近に感じるサービスの面白さ
入社した理由の1つにドメインへの関心があったのですが、これは働く上でモチベーションや顧客理解にかなり効いていると思います。
自分がよく知っているお店がサービスを利用していることがモチベーションになったり、実際に働いてみて自分にも仕事をこなせたことに感動したりという体験がとてもやりがいにつながっています。
他社の人と飲みに行った時に「このお店でもタイミーを使っているんじゃないか?」と言われることも多く、生活とサービスの関わりの話は毎度盛り上がります。
こういった理念共感はフリーランス時代にもあったので会社員特有のものではないですが、会社選びの軸としてやはり正しいものを設定できていたんだなと今でも思います。
プロダクト開発の環境が整っている
入社理由の1つにプロダクト開発の環境がありましたが、こちらも想定以上に素晴らしい環境で働かせていただいているなと思います。
フリーランス時代は環境を整えるための活動の比率が結構あったので、プロダクトを作る部分に集中できるのは希望に適っている点でした。
特に驚いたのは「かなり教科書的なプロセスが実践されていること」「この規模になっても未だに裁量が大きいこと」です。
教科書的というのは、何かしらの理論的背景や出典があることを指して言っていますが、開発プロセスや意思決定についても概ねそのようになっておりキャッチアップがかなりしやすかったです。
また、未知の概念に遭遇しても出典がどこかにあるケースがほとんどなので、そこに当たれば理解できることが多く素晴らしいなと思っています。
加えて、裁量を持たせてもらえている実感も大きいです。
「これぐらいの規模になると、大まかなテーマを与えられてその範囲で開発するような形になるのだろう」と思っていたのですが、アイデアの幅を定義するガードレールの範囲が思っていたよりも広く、思考の自由度がかなり高かったのは嬉しかったです。
実際の取り組みはこれから世に出ていくことになるのですが、優れた環境で働いていることに見合った成果を出せるように頑張っていきたいです。
参考資料
組織に深く入り込んで仕事をする面白さ
最後にフリーランス時代にはあまりできなかったムーブについても触れようと思います。
フリーランスの時にもプロジェクトに関わる人とは部署問わず一定のコミュニケーションを取っていましたが、あくまで必要性に応じてのものだったので、業務の枠を越えた協業や取り組みのようなものはさほどありませんでした。
一度フリーランスを経験してからの会社員ということもあってか、帰属意識はかなり持っていて部外の方とのコミュニケーションやオフィスへの出社も積極的に行なっています。
bizの方の話を他の開発チームに展開したり、自分の疑問やアイデアの壁打ちをしてもらったりと種まきやセレンディピティニアにつながるような活動ができているのはとても楽しいです。(そして、タイミーは部署問わず本当にいい人ばかり)
主務がプロダクト開発であることは言わずもがなですが、こういった社内で動き回って面白い取り組みを生み出すようなムーブも楽しんで行なっていきたいものです。
おわりに
フリーランスを辞めてタイミーに入社してからの数ヶ月の感想を近況報告的にまとめました。
素直に良い会社だと思っていますし、一度個人でやっていたからこそそのありがたみを一層感じられているのかもしれません。
組織に属して働くことの楽しさを実感している日々です。
過去様々な現場に携わり、雇用や契約の形態も色々試して相対化した見方をできるようになった上で、こう思えているのは本当に幸せなことだと思います。
フリーランスもそれはそれで楽しかったですが、今はこの現場・働き方が気に入っているので大きな成果を出せるように頑張っていこうと思います。