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虫嫌いを克服させる千本ノック 174本目 セイヨウオオマルハナバチ(西洋大丸花蜂)

11月の釧路旅行についての記事は、まだまだネタがあるのだが、すっかり千本ノックご無沙汰なのと、釧路がらみでこれはぜひ入れたいので、両方欲張って、これを記事に。

はじめてセイヨウオオマルハナバチを見たのは、今年、生まれて初めて行った北海道、それも初めての釧路、それも初めての釧路湿原でだった。

マルハナバチはそれだけで1冊の図鑑が出てしまうくらい種類も多い。うちのまわりでは数種類しかいないと思うが、見知らぬ土地ではどんな種類がいるのかまるで知らない。

それまでヒグマの恐怖におびえながら鶴居軌道跡を小走りして、やっと抜けたところ、遠くに白い花がたくさん咲いている木が見えた。心が和む。

何か撮れる虫やってこないかなと花に見惚れていると、大きなハチがやって来た。最初はキムネクマバチ?と思ったが、違う。マルハナバチだ。

お尻の部分が白くておしゃれ!大きい!丸い!可愛い!初めて見た!

めちゃくちゃテンション上がった。

なかなか撮るのが大変だったが、なんとか収めた。

それが以下。

この白い花、リンゴの花って確かこんな感じだよなあとパッと見たとき思っていたのだが(調べてみるとちょっと違う)、今これを書きながら改めてグーグルレンズで調べてみて、確信した。

エゾノコリンゴだ!

以下のブログでもコメントでおたずねしてみた。

お返事待たずに突き進む。セイヨウオオマルハナバチがメインなので。

6月に行ったときは、セイヨウオオマルハナバチはそのあとの帯広でも見て、札幌市その他にまたがる野幌森林公園では見なかったと記憶しているが、確か函館でも見た。

2回目の北海道、7月に行った函館でも見ていたはず。

そして、今回の11月の釧路最終日。

寒さに強いイメージのあるハナアブは複数種飛んでいたけど、ハチは唯一セイヨウオオマルハナバチだけだったよ。

観察場所、時間帯が狭いので、せっかちな判断はいけないが、事実として、見たハチはセイヨウオオマルハナバチだけだった。

やっぱり寒さに強いんだな、だから繁殖できるんだな、と痛烈に思った。

なかなか動きが活発でいい写真が撮った枚数の割には全然ないのだが、この子だけが動きが鈍くて、60mmマクロレンズでうんと近づけて撮れた。

けっこう翅が傷ついている

これらを撮っていたのは10時20分ごろ。日が出るとけっこう暖かく感じた。

参考程度だが、対岸の温度計では、その30分後の11時10分の時点で、

10度です!

直射日光当たるところはもっとずっと温度は高く感じる。ただ、太陽が雲に隠れるとあっという間に、冷っとする。空気は冷たい。やっぱり。

このあと12時半ごろ、釧路芸術館のトイレを借りた。

駐輪場見当たらないから、車少ないし、駐車場にレンタサイクル止めた💦

手を洗うとき、え、ここはお湯が出てるの?というくらい水が温かかった。

手が相当冷えていて、水道水を温かく感じたんだな。

小学生の頃は冬に外で遊んでいて、家に帰ってきてからよく感じたやつ(今のように水道からお湯でないからな)。

自転車であたりをぐるっとしてからまたこのあたりに来た11時45分過ぎ。さすがに暖かくなってきた。

それまでさすがにチョウは見ないなと思っていたのだが、いたよ!

あれ、ここには写ってないか。シロツメクサも咲いてるけど、アカツメクサの方が多いというのを言いたい1枚だったか…。

この次の1枚にヒメアカタテハが写っている。それからぼろぼろの翅のベニシジミもいた。これらは別記事にする予定。

さて、ここまで何も言及しなかったが、このセイヨウオオマルハナバチ、農業のために海外から持ち込まれた種なのだが、ビニールハウス内だけで使うはずが、当然のごとく野外に逃げて、今やこのように北海道で大繁殖、在来種の減少に拍車をかけているという問題の種。

ネットで検索すればいろいろ出てくるが、今読んでいる『蜂の奇妙な生物学』にも後ろの方に少し詳しい記述がある。

生物の多様性といろいろな立場のあるるヒトの世界とどう折り合いをつけて行くか、これは、人類が滅亡するまでの永遠の課題ですな。

11時49分撮影


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[こども昆虫センモン学校] - 虫嫌いを克服させる千本ノック


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こんとん
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