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虫嫌いを克服させる千本ノック 27本目 ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)のメス(越冬型・成熟)
イトトンボ、嫌い、気持ち悪い、という人はあんまりいないのではないと思う。まあ、それでもゆっくり飛ぶのを嫌がる人はいるだろうが。
イトトンボは、同定が難しいという点で、わしは嫌いだ💦
この前の日曜日、この時期としては行ったの初めてかもしれない場所で、おそらくカワトンボ科以外のイトトンボ初めて見た(記憶違いもよくあるのでそうだったらスマン)。
なんか美しいので、ちょっと多めに撮っておいた。というか、近づくとすぐ逃げられて、また、角度もいまいちが多くて、結果、多めに撮ることになった。レンズはすべて全部90mmマクロ。
なお、この記事にかぎらないが、noteに写真をアップすると、圧縮されてしまい、背景がたいてい汚くなる。実際に撮れているのはもっと美しいので、そこはご了承願いたい。
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家ではないところから最初ツイートしたので、まあ、こうなった。
美しい。
— 混沌 (@konton57) May 28, 2023
なにイトトンボかわかってない。 pic.twitter.com/2QvdNMw8rd
おはるさんが教えてくれた。
眼後紋がつながっているので、ホソミイトトンボかも。
— おはる (@oharu0408) May 28, 2023
これを撮った日曜日は、叡王戦もあったし、いろいろ撮ったのを色々調べていて、ここまで手が回らなかった。
ついさっき『日本のトンボ』で確認した。一番知りたかったのは生息環境だ。
矛盾はない。
しかし、これを撮った場所が、「過去の記録」はあるが、「現在の産地」になっていない。
上のAmazonへのリンクは、最新版だが、私が持っているのは初版第一刷。何度か改訂がかかっているが、それより前の一番初めのもの。
最新版では《60%以上の種(132種)で分布図の情報を更新。2021年2月現在の情報を掲載。》というので、ホソミイトトンボについて確認するのは後日の課題としよう。
『日本のトンボ』によると、眼後紋が左右つながっている以外の特徴として、メスでは《腹部第8節腹面にささくれ状の棘がある》と書いてある。
これだ。あった。
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右下の棘ね。
念のため、眼後紋がつながっているというのは、この青いところ。
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もしかしてホソミイトトンボって珍しいのかと『日本の昆虫1400②』を開いたら、ちゃんと出ていた。
しかも驚いたのは、イトトンボ類の検索表の使いやすさよ。
これでやっていくと、ばっちりこのイトトンボはホソミイトトンボよ。
『日本のトンボ』素晴らしいんだけど、希少種も含めてたくさん出ているので初心者には使いづらくもあるのよ。その点、やはり『日本の昆虫1400』の2冊は素晴らしい。
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