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虫嫌いを克服させる千本ノック 59本目 オナガサナエ(尾長早苗蜻蛉)のメス
60mmマクロレンズ失くした疑惑の場所へ再び。
前に観光協会のようなところで聞いたら、交番に行った方がいいと言われたので、今回は交番へ。
橋を渡ったところと聞いたが、場所が正確にわからないので、とりあえずいつも通り線路沿いを歩いていく。
その7月18日には、改札を出るまでに30分近くかかったのに、今回いた虫はこれだけ。
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虫撮るより交番に行くのが一番の目的なので良しとする。
まったく予期せぬところに唐突に、さりげなくいたよ。
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これだからやめられぬのだ、虫撮りは。
(『キングダム 2』の麃公呉慶将軍のセリフ、もじってます)
止まり方からしてヤンマではないので、なんとかサナエだなと。
ちっちぇぇぇってのが第一印象。
そして、お尻の方がなんか独特。なるべく真横から撮っておく。
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あとですぐ同定できるんじゃないかと思った。
しかし、油断ならない。なるべくいろいろな角度から撮るようにする。
顔。
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うーん、やっぱり交尾器が独特。
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胸もしっかり撮っておかねば。
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オスじゃないよな、メスだよなあ。
胸部を上から見たところがポイントになることもあるので。
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枝を指で挟んで、ぐうっとこっちに引き下げた。意外にも逃げない!と思ったが、指がお尻に触ってしまったようで、この直後に飛び立たれた。
さて、同定作業…と言いたいところだが、これ以降も昆活スケジュールが密で、なかなか手が付けられなかった。
2日後に発売になってまだ1週間たたない『くらべてわかるトンボ』を前倒しで購入(9月のルミネ10%オフキャンペーンまで待つ予定だった)。
が、しかし、その後すぐ拘束時間の長い早起き仕事に突入、購入3日後の昨日にようやく『くらべてわかるトンボ』を開くこととなった。家に持ち帰ってからは初である。
「川にすむサナエトンボの仲間(小型種)」から調べてしまったので、同定作業は困難を極めた(というのは大げさだが)。
あれ、どれもあてはまらなくない?あれ、あれ、あれ…??全然くらべてわからないよ…。
尾園(@PhotomboOzono)さん、どうなってるんですか…と泣きつきたくなったよ。
それ以外のサナエトンボのページを探るも見つからず…。サナエトンボ以外のページも見たが、ピンとこず、仕方ないので『日本のトンボ』を開こうかと思い始めたところ、もう少し前の方のページも見る。
そうだ、この本は、原寸大のサイズで「見た目と大きさから検索できる」んだった!素晴らしい!
特にトンボの場合、サイズを変えるとかなり印象が変わってしまう。同定の手掛かりにサイズはとても重要。
図鑑でトンボを眺める場合、トンボのサイズは常にネックだった。この本はそれを解消している。このサイズならでは、そしてトンボに特化した本ならではの快挙!
さらに調べた順番とは前後するが、サナエトンボ科は左右の複眼が離れているというのも初めて知った(P61)。
おそらくすでに持っている本にも同じことが書かれていると思うが、なんというか、レイアウトがうまくできているのであろう、見やすくて、目についたんだ。
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不均翅亜目①で扱うもの(トンボ科以外)では複眼が左右離れているのはサナエトンボ科のみとそのP61を読んでわかる(ミナミヤンマ科も左右少し離れていると書いてあるが、あっさり除外できる)。
というわけで、サナエトンボ科のみを重点的に調べればいいことが改めて判明。
そして、黒地に黄色の模様と尾端に注目しつつ、原寸大ページを改めて見ると、オナガサナエのメスじゃん!?
P26からP79へ。
あれ、さっき、ここ見たけど。さらっとだけど。
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尾毛は白っぽいが引っかかったなあ。黄色に見える。言われてみれば、腹部の黄色よりも白っぽく見えるけど…。
まあ、ともあれ、オナガサナエのメスで間違いない!
この日は交番に行ったあと、ミヤマカワトンボの美しい写真も撮れた。ミヤマカワトンボがいるようなところだから、つい、上流域に生息するトンボにこだわって探してしまったのも失敗。
オナガサナエのオスは、この日のピッタリ1年前、うちのすぐ近くのA川沿いで見ているんだよねえ、実は。
これはオナガサナエのオスであっているでしょうか? pic.twitter.com/Bf4E44qQjB
— 混沌 (@konton57) August 6, 2022
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