大都会で紫金山・アトラス彗星、一応見えた・撮れた
10月16日(水)の夜に日の出光学からのメルマガで紫金山・アトラス彗星のことを知った。
ちょうどお休みの翌17日(木)に自宅屋上にて、観望・撮影チャレンジ…も1時間粘るも結局晴れず。
さらに18日(金)は休憩時間利用して、職場近くの展望台に行くも、小雨。
19日(土)はもともと仕事で無理だったがやはり雨。むしろ晴れずにホッとした。
そして本日20日(日)。アウェイで仕事が終わるのが18時過ぎ。定時ジャストに退社打刻、休憩時間に下見しておいた場所へ急ぐ。
先客がいた。
話しかけると「さっきまで金星がそこに見えていたが、もうほとんど地平線近くになった」とのこと。
金星から探せばわかりやすいと思っていただけに、ちと残念。
双眼鏡でまずは探してみるが、全然わからん。
ここは広場となっているデッキで、周りが明るすぎて敵わん。結局、最後まで双眼鏡ではわからなかった。それでも一度試しただけだが、眼鏡をはずした方が空は見やすかった。
双眼鏡はあきらめて、カメラに賭ける。まあ、もともとこちらがメインだ。
用意したレンズは、
・M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
・M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro
・M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
の3本です。(読み方、およびBGMはもちろん、サザエさんの予告風だ)
こういう、場所がさっぱりわからないときは、広角から攻めるにかぎる。
本来のレンズの設計の用途とは異なるとは思うのだが、私はもうこれ(星の撮影)のために買ったM.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROからまずは攻める。
明るいレンズのため、ファインダーをのぞくと、そんなところに星があったのか!と気づくこともしばしば。これが楽しい。
ISO感度あげすぎて、シャッター速度遅すぎて、真っ白の失敗画像つくったりしながら撮っているうち、やっと彗星を見つける。
(noteの仕様で、画像貼り付けると、ファイルが圧縮されて、画質が劣化するのでさらにわかりづらい)
19時まであと1分半を切っていた。
F1.2でシャッター速度5秒、ISO80だ。
紫金山・アトラス彗星は、ほぼ中央のビルのアンテナ?のような突起物の上のほう、写っている空の真ん中よりやや下の辺りに見える。
分かりやすいように取り出してみたが…noteに画像貼り付けると、もう全然わからんな。腹立つわ。
一応、わずかながら彗星の尾が見えるのだが。上の矢印、ちょっと上過ぎた。この大都会では、さすがにそこまで尾は見えてはいない。
OM-1の液晶モニタでは、あ、ここに尾を引いたやつがある!とそれまで苦労していた人間からすると、感動レベルに見えるのだが。それでも見える尾はわずかだ。
だいたいの場所が分かったので、60mmマクロレンズにチェンジ。
ちょっとピント合ってない、かつ、ここに貼り付けるとやっぱり画像劣化(涙)。
シャッター速度は5秒。ISO200でF2.8。
そうだと画像サイズ大きくする。それを以下ではトリミング。
右が紫金山・アトラス彗星。上の方にぼんやり尾が見えるでしょ?やっと。
いよいよ300mmレンズ登場。
もちろん、以下ではトリミング。
尾の見え方も、見ている方の気持ちもモヤッとするだろ?
他にも何枚も写真を撮っているが、3本のレンズでそれぞれベストで、これ。泣けるぜ。
とても肝心なことを言い忘れたが、すべて手持ちで撮影。
カメラで覗いている時が一番、尾がまともだったな。
OM-1のライブコンポジット機能をうまく使えば、絶対もっとうまく撮れるのだが、いかんせん三脚ないとね。今日、仕事が18時過ぎまでだったのが運の尽きだぜ。
次なる私のチャンスは、今度の木、金だが、尾がやはりこの程度かという感じで、さらに暗くなるだろうし、あまりやる気にはならないな。しかも曇りっぽいしね。
最後の写真を撮ったのは19時47分。
カメラのモニター上でも尾はあまり見えなくなっていた。地平線が近づく分、街明かりにかき消されちゃうのかな。
まさか20時近くまでのその場にいるとは思わず、しかも途中でなんか冷えるなと思っていて、手も悴み気味…。
帰りの電車ではやはり悴んでいて、着くまでには治るだろうと思ったら、あらたいへん、全然治らず。それどころかこれは悴みというより指先の痺れ。
え、これってもしかして脳内出血の可能性もあるのでは…?とどんどん怖くなり。ネットで手の痺れを検索。案の定、いろいろな原因があると。
とりあえず冷えが一番かなと暖かいもの飲んだら、そのうちウトウトと、目覚めたら10時。朝かと思ったら夜だった。手の痺れはいったん収まっていたのでよしとする。
今また出てきたけど(日付けが変わり現在1時1分)、やはり冷えだと思う。急に気温下がったからね。
最後に、圧縮されていない(と思う)写真を以下のサイトに。
ただし、拡大すると今度は大きすぎてボヤボヤ。もう、なんだかなあ。心はモヤモヤ。