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ドラマ「真犯人フラグ」予想めっちゃ外した!からの不倫、いじめ、人の弱さと優しさについて
以下、最終回のネタバレ含みます。もう、時期的にいいよね?
以下のように予想しました。
盛大に外しました。ここまで外すかっていうくらい外しました。
それがよかった。
振り返ると、河村だけは疑ってなかったんですよね。YouTubeの考察で最終回前に、真犯人は河村だと説得力もって説明していたチャンネルもあったので、見ていてもはや驚きはなかったけども、そうきたか、と。
真帆が実は最初から死んでいたというのが、なによりショッキングでしたね。
で、終わってから、いろんな人の感想や考察のYouTubeなども見るわけですが、ネットでこういった声も出ているというので、気になったことがある。
それは、「結局、真帆は不倫したんだから自業自得」のような不倫に手厳しい意見、感想。
どうして、そこまで他人の不倫に厳しくなるかね。
huluでは、状況的に仕方なかった、いかに林がクズだったかという「援護射撃」もあるらしいが、でも、そんなことはどうでもいい。そこは本質ではない。
林は確かにクズだったが、それでも、真帆のようないい女に惚れちゃったということ、だます手順はともかく、また二宮瑞穂の姉にしたことはともかく、人間としての弱さ、認めてあげられないか?
真帆の過ちもそう。あの流れなら、飲んでいたら、ノリでついていくの、そんなに変じゃないでしょう。
(ちなみに私はお酒を一滴も飲まないし、ノリも悪いので、私なら拒絶はしているが、でも、例えば、何かビジネス上の大物に、ちょっと部屋寄っていきなよと言われたら、やっぱりついていくと思う。そのあとまさか犯されるなんて思わないよ!)
主人公の相良凌介は、11年間苦しんだ真帆の分、自分も一緒に苦しむというようなことを言っていた。
これこそこのドラマのテーマじゃないの?
人間の弱さとそれを許す優しさ、真の強さ。
いじめにしてもそう。
清明(清君)は篤斗(あっちゃん)の上級生のいじめに加担してしまった。上級生に歯向かうことができず、一人苦しむ。
それをあっちゃんは、許した。また、そのあっちゃんもユニフォームの件で心に傷を負い、バタコについていってしまう。強いあっちゃんもやっぱり弱い。
上級生によるあっちゃんへの嫉妬、いじめ、もちろん、よくないよ。でも、そんないじめも人間の弱さゆえ。いいとは言わない。でも、そうしたくなっちゃうのが人間の本性。行為は断罪すべき。でも、それが人間の弱さであり、愛おしさにつながるものではないの?
山田コーチにしても、自分のサッカー教室がいじめで評判落ちるのを極度に恐れた。菱田朋子も自分の最愛の息子がいじめられるのを恐れた。みんなエゴだよ。でも、それもみんな弱いから。
「なんでももっと早くいってくれなかったんですか」と言いながらも結局たいして責めることもなく、許す凌介。
もう、一星にしても陽香にしてもぷろぴんにしても、みんな弱すぎて、みんな愛おしすぎる。
一線を越えなかった二宮瑞穂、やはり凌介の大きな愛ゆえ。
このドラマで一番弱かったのは、真犯人の河村か。
もちろん凌介は逆恨みなどしなかった。ただ、生きていくことを選んだ。
(しかもあっちゃんはたぶん自分の子ではない)
人の弱さとそれを許す優しさ。
今のネット社会に一番欠けているものではないだろうか。
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