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図書館の絵本コーナーは宝の山
別の絵本を探しに行ったとき偶然発見。
(ミキハウスなんだな…)
星新一の「おーい でてこーい」は何度か読んでいる。
収録されている『ボッコちゃん』を全然本を読まないトロンに誕生日プレゼントしたのは中学生のときだったか高校生のときだったか。
絵本だとどんな感じなのかなと思って借りてきたのだが、これは良い。
そして、この話のオチを完全に理解したのは恥ずかしながら初めてだ。
ページをめくる途中で、あっとなった。
穴は都会の住民たちに、安心感を与えた。つぎつぎに生産することばかりに熱心であとしまつに頭を使うのは、だれもがいやがっていたのだ。
同じページの宙に浮いている包丁の絵が好き。
原作が書かれたのは1958年、昭和33年、長嶋茂雄がプロ入りした年だ。王貞治は高3。
作品自体が還暦越え。
書かれた時代を改めて調べて震える。
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