よろよろトレード日誌11
2023/9/1 fri.
今日、RUは機嫌がよい。何しろ今日は塩漬け株、解放記念日!
損を抱えたまま長らく持ち続けていた6098 リクルートホールディングスが、ついにRUの買値を超え、にこやかにお別れすることができたからだ。やった! チャオ! バイバイ! アディオース!
だから、朝4961円で買った川崎汽船を、終値で124円分上がるにも関わらず、ほんのプラス6円(!)で売ってしまったとしても、RUはちっとも気にしていない(というのはちょっとウソだが)。
塩漬け株。
それは、上がると思って買った株が、意に反して下がってしまい、含み損を抱えたまま決済できなくなって、長期間持ち続ける株のことだ。
RUは、2022年の4月にリクルートの株を買った。1日で決済するデイトレードではなく、中長期で持って、株価が上がるのを楽しみに待つつもりだった。リクルートの株価は、コロナ禍の2020年から21年にかけて怒涛の上昇を続け、RUが買ったのは、一服ついてから、再度、上昇を始めるに見えた…ところだった。
見えた…。けど、見えただけだった…。
上がったものは下がる。それが世の常、株価の常。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす、である。怒涛の上昇から一転、今度は延々と下落を始めたのだ。株価はちょっと上がっては長期線にぶつかって叩き落とされ、ちょっと上がっては長期線にぶつかって叩き落とされを繰り返し、21年の11月半ばから23年3月下旬まで、約1年半にわたって調整を続ける。
今、チャートで見ると、たいした調整でないように見えるが、最安値をつけた23年3月にはRUの買値から2000円以上も下がっている。2000円というと、単位株(100株)でマイナス20万円である…。フゴーではないRUには、これはけっこうキツイ。「ちょっと稼いでやろう。ウシシ」と安直に買った株が、マイナス20万円。すっかり損切りタイミングを失ってしまい、かすかな希望を求めてフラフラとyahooの株の掲示板をのぞくと、長く続く下落トレンドに、ホルダーからは呪詛の声ばかり。ほんとうに、よっぽどの戦略がない限りは、株の漬物などを持つべきではないのだ。
そういうわけで(いろいろ中略)、本日、ようやく1年半前の買値を超えたところで、RUは、しょっぱくなった漬物と円満にお別れをした。ここ半年でリクルートの株価は上昇転換し、チャートの足形もきれいに整い、本来はここからが本番…!と、RUも頭ではわかっているのだが、頭と感情は別物。塩漬け株から解放されることで得られるすがすがしい気持ちは、なにものにも代えられないのだ。
2023/9/1 fri.
日経平均株価前日比 +91.28円(終値 32,710.62)
RUが増やしたお金 610円(+610円)
※デイトレ分のみ(リクルートの売買益は、中長期分なのでカウントなし)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?