NHK特集「気候変動を食い止めろ」をみて。
仕事で都市政策×脱炭素の連続セミナーを開催しています。
次回の講師が堅達京子さんなのですが、堅達さんが制作したNHKの特集番組を予習的に見ています。
とても面白かいで、メモがてらnoteに書いておきます。
取り上げてられていたのは、大きく5つの技術が取り上げられていました。
①木造ビル
②ソーラーシェアリング
③ペロブスカイト
④ケミカルリサイクル(プラスチックのリサイクル)
⑤都市緑化&ブルーカーボン
私の専門の都市政策に特に関わるのは、ビルの木造化や都市緑化の話ですが、それ以外のソーラーシェアリングやケミカルリサイクルもとても面白かった。
ソーラーシェアリングは、営農型太陽光発電、つまり農地で生産をしながら太陽光発電すること。、
田畑の上にソーラーパネルをおいても、生産量には影響がないそうです。太陽(=影)は移動するから。
紹介されていた千葉の例は、耕作放棄地で環境再生農業×再エネの取り組みをすすめていて、農家は農業以外にエネルギーの収入を得ることができる。
新たな農村経営の考え方、ということでした。
ブルーカーボンは、以下の本を読んだときにも、その可能性の大きさに驚きました。陸よりも海のほうが炭素固定できる規模が大きい。番組ではアマモの種を巻く活動が紹介されていました。
そして、都市緑化。
紹介されていたのは、うめきた。
昨年開業したグラングリーン大阪でした。
貨物駅跡(ブラウンフィールド)を開発する際に、ビルを建てるだけでなく、9haのうちに4.5haを公園にしました。
大都市大阪のターミナル駅大阪駅直結という一等地で、世界最大級の都市公園。都市政策で、世界に憧れることが多いですが、うめきたの開発は世界にも誇れる事例ということでした。(堅達さんにそう話をされたときに、ハッとしました。)
開発を担当された三菱地所の神林さんのインタビューで、未来の都市・未来の公園を語っていたのがすごく印象的でした。
「未来の都市像というと、クルマが空を飛んでいたり、いろんな通信が無線でできたり、というのを想像していた。でも、いまここに立ってみると、自然と距離が近くて、安らげる。こんな空間が未来の都市像なんじゃないかと思う」みたいな話をされていました。
う〜む。そうだよなぁ。。
この番組、もう見逃し配信の期間は終わってしまって、NHKオンデマンドで見ようとすると、有料(数百円)かかってしまうのですが、メディアにありがちな絶望的な気持ちになる番組ではなく、未来を考える気持ちになれる前向きな番組でした。
まちづくりや社会課題、環境に興味があるかたにはおすすめです!
あとこんなセミナーもやってますので、宣伝しちゃいます。
ぜんぶyoutubeにアーカイブUPしてます!
役所主催でやってるわりには、親しみやすくポップなものになるように頑張ってます。そうしないと関心持ってもらえないから😂