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Soft City#4 街路と移動の話

おはようございます。
毎日更新21日目。目標達成!
それでも今日もネタに困る…笑

ソフトシティの続きを書きます。後半1/3を読んでビビビときたところをピックしていきます。


街路と移動しやすさ

街路のことについてもかなりのページを割いてかかれていました。
街の面積の30%を占める。街路の在り方によって街は大きく印象を変える。
私もよく使うフレーズがここでもありました。
そのなかで、さすがヨーロッパだなと思った点をPICKします。

◯横断歩道はフレンドリーじゃない(P108)

”横断歩道は道路安全のシンボルである”と認めながらも、人々は横断歩道に縛られず、自由に車道を横断したいと思っている。と。。。
確かにその通り!だから、乱横断してお巡りさんに怒られちゃうんですよね。
歩きやすいまちをつくるためには、人々の要求に応えていくことが大切。例として、中央分離帯を設けて、半分ずつ自由に横断できるようにする仕組みが例示されていました。ヨーロッパでは導入されてきているらしいです。
そういば、千葉市の国道でもこのタイプのやつ新しく入ってたような。。。横断歩道はあったけど、車が来るのを片側分しか気にしなくていいのは、だいぶ歩きやすくなっていました。

◯歩道の高さを連続させる(P110)

これも歩きやすい街を作るデザインの1つですが、歩道を連続させてわずらわしい高低差を無くすこと。
段差レスになることも大切な効果ですが、何より、交通優先権のバランスが変わります。自動車が、歩行空間を横断する形になるのでソロソロと運転してくれるようになる。ハンプみたいなことになるんでしょうね。
日本では見たことがないし、導入もハードル高そうですが、こんな街路のまちができてくるといいなぁと思います。

◯自転車レーンは3台分の幅を確保(P120)

自転車レーンは少なくとも2台のチャリが並走できて、さらにもう1台が追い越していける幅が必要。サイクリングをおしゃべりしながら懇談の時間にする価値の大きさを解かれていました。
いやー、道路幅の狭い日本では難しそうな話ではありますが、海外はこんなふうになっているのかと思うと、憧れと共にショックを受けますね・・・・

◯移動をデザインする意義(P138)

街路の章の最後のページにすごく良い言葉が乗っていたので、そのまま引用います。

日常の外出がA地点からB地点への移動にとどまらず、それ以上のものになる。
徒歩や自転車で外出するとき、建物のあいだで過ごす時間は、ほかの人々との日常的な出会いをもたらす。ほかの人々を眺め、どのように振る舞うのか気づき、バスで見知らぬ人の隣に座り、なじみのない話題を耳にし、同じ人を何度も見かけ、会釈して「こんにちは」と言い、少しずつ知り合いが増える。(中略)この経験は、人びとのあいだの理解と寛容を育て、社会のまとまりを強化する。

SoftCity P139

モビリティマネジメントの世界で”クルマ社会は傲慢”というフレーズがありますが、それを徒歩自転車社会の面から語ってくれました。
ぜひ、本の当該ページを読んでもらいたいです。

その後半では「天候と共生する」の章へ続きます。新幹線降りる時間になってしまったので、結局また明日に続きます・・・!明日で最後!

関連エントリ
Soft City#1 これからのまちづくりを考える  
Soft City#2 都市の重層化の話。 
Soft City#3 都市を考える意義  
Soft City#4 街路と移動の話
Soft City#5 ”ソフトは壊れくい ” 

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