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愛犬や人とのお別れの仕方

こちらのkonomi labでは衣食住、life(生活、生きる、命)、プライベートについて書き上げたことをこちらに残しています。

私のプライベートのFacebookで投稿したことに大きな反響があったので、こちらにもシェアしたいと思います。


大切なパグちゃんとのお別れについて。

書いていますが、人とのお別れについても同じことが言えます。

よかったら、読んでみてください。

(長文です)

私自身、9年前に先代のパグ、ぶ〜子を亡くしました。18歳になる手前でした。亡くなる直前に、ご近所のある女性と出会いました。

彼女は保護犬を何匹も受け入れ、大切に育ててきた60代の女性です。

「犬でも人でも老衰するということは死へ向かうこと。
植物であれば枯れていくこと。枯れた植木にいくら栄養を与えても、蘇りはしないでしょ?それと同じこと。
生まれた瞬間に死へ向かっている。それが老いるということ。
この『老いる』ということがどういうことか、犬を飼う時に、まず知らなければならない。

死に向かっているということだから、それをまず受け入れること。
老衰する子にも、病気を抱えた子にも、できるだけ薬を与えず過ごす方が、亡くなるときに、本人に負担を抱えなくてすむ。
これは、何匹も見送ってきて実感すること。
癌の子もいた。他の病気の子も、体に病気はないけど老衰の子も。
薬を与えた子は最期、本当に苦しんだ。

亡くなる3日前には水も食べ物も食べなくなる。

これは自然なこと。どうして、こんな時に食べさせたり、あわてて病院へ連れていき、薬をあれこれ与えるの!?

飼い主ならわかるはず。もう最期の時を迎えていることは。

その3日の間に、飼い主は犬の体をさすって、ちゃんとお礼を言うこと。今まで一緒に過ごしてくれてありがとう。
私のところに来てくれて、ありがとうとしっかり伝えるんや。
そしたら、安心して、その子は旅立てる。」

今でも忘れない言葉です。厳しい口調でしたが、愛ある人で、しっかりと伝えてくださいました。
私もその考えに納得しました。

別れるときの「ありがとう」は言う方も、言われる方も、すごく辛いのです。だけど、このときのこんなに深い言葉はありません。

この思いはしっかりと愛犬に伝わります。

そしたら、亡くなった後、私たちも愛犬の死を受け入れることができます。愛犬たちも安心して空に駆け上がることができるのです。

それを「どうして、私を置いて言ってしまったの?」「帰ってきて」と、いつまでも悲しんだりすると、愛犬は心配でなかなかその場を離れられないのです。
だから、愛犬の気配を感じたり、物音がしたりするのです。必死で愛犬は「ここにいるから泣かないで」と側から離れようとしないのです。

誤解を恐れず書くと、本当に上記のお別れができていたら、愛犬たちは何の悔いも残さずに天に駆け上がります。亡くなって、3時間もしたら魂はそこにはありません。

いっぱい愛と思い出を残してくれた子たちは、何も思い残すことなく、たくさんの思い出だけを持って旅立ちます。
それだけで十分なのです。

長く悲しみが続く方、どうか、どこかで愛犬とのお別れをしっかりとして、旅立たせてあげてください。

事故の場合もあるでしょう、ご病気の場合もあるでしょう。
生きたその時までが、その子の命だったのです。

これだけはお願いです。
どんな死であっても、どうか、治療に専念してくださった先生や、自分や周りの人を責めないようにしてください。それを旅立った子たちは一番、悲しみます。

自分の死によって家族らが仲悪くなったり、深い悲しみにすることが耐えられないのです。愛犬たちは家族の足りないところを、懸命に埋めてくれようとしているのです。
それは、みんなに笑っていて欲しいからです。

このところ、立て続けに愛犬を亡くした方からのご相談があったので、ここで書きたいと思いました。
パグは愛嬌があって、愛らしさもあって、誰にでも可愛がられる特別な存在ですね。表情の豊かさは、人間のようにも見えてきます。
だからこそ、亡くした時の辛さは言葉には表しがたいものです。

そんな悲しみの最中におられる方々の心に響き癒されますように願っています。


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