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なにわ男子という誤算

自慢なのですが、Spotifyの太客です。9年前にデンマークに留学したとき、Spotifyを持ってないなんて人権ないくらいの扱いを受けました。ふつうに言い過ぎです。隣国スウェーデンが発祥なので、デンマークでは既に浸透していたということです。

だから「日本にも来てくれ〜〜」と思っていて、実際に上陸したのが2016年9月。帰国後半年くらいだったかしら。Spotify日本上陸のニュースをリツイートした記憶すらあります。

最初こそ無料サービスを使っていたのだけれど、数ヶ月で気持ちを抑えきれなくなり、毎月1580円の課金をはじめました。ちなみにプレミアムが980円、家族を5人まで追加できるファミリープレミアムは1,580円。お得もいいところです。

Spotifyを会社として、推しているんですよね。細かくは覚えていませんが、最低でも2017年からはお金を払っているので、ざっと13万円ですね。安いです。毎月支払いができるわたしを誇らしく思っています。そのときは、デンマークかぶれで洋楽とTwiceと星野源ばかり聞いていた記憶があります。

数年経って、10年ぶりにアイドルに傾倒しはじめるんですね。そう、STARTO社のひとたちです。またの名を「ネットやサブスクからいちばん遠いひとたち」です。

彼らがネットに写真や映像を放出しはじめたのは最近のことで、主演ドラマのサイトの相関図で、ひとりだけイラストタッチだった時代が懐かしいですね。

こういうやつ。亮ちゃんはまだしも、ニノに悪意すら感じる。
引用元:流星の絆

音楽についていえば、YouTubeで短い版の曲を出してくれていますけれど、基本CDを買わないと曲やアルバムの全貌はみえないのが現状です。いまどきCDかあ・・・。わたしは「推しとはいえ全てを受け入れるわけではない」という厳しいスタンスを持ち合わせています。

いや、戦略自体はわかるんですよ。でも、お金を払わないと言っているのではないんです。ネット上で初回・A・B全部買わせてくださいって話なんです。オタクはお金を厭わないので、CDというカタチに囚われすぎないで欲しいな?という提案なんですよね。

物理的に場所取るのもイヤなのです。CDの場所とかはもちろん、今どきCDプレイヤー持ってなくないですか?だからCDを聴くことはないけれど、PCにCDを取り込む機械を備えている。訳わかんないよね。出番が少ない割に、場所をとる。そしてコードつないでApple musicに落として、それを携帯に同期して、、、って令和とは思えない作業です。

しかもわたし今海外にいるから、CD買えないしね!!!CDはまだいいよ、DVDだよ問題は。DVD買っても、海外の規格と違うから、こっちのプレイヤーで再生できないの大問題でしょ。取り込みすらできない。

取り乱しました。だからですね、YouTubeで見られるのはありがたいです。本当にありがたいことです。ただ少し、時代を見てほしいな、目的を思い出してほしいなと思っていたんですね。

この事務所のYouTube参入を語るにおいて、我らがSixTONESというグループの存在が欠かせません。2018年彼らはデビュー前にもかかわらず、Youtube アーティストプロモに抜擢されて、YouTubeでMVを公開したんですね。YouTubeのCMに使われるって規模感が伝わりますか。そのときの「ジャニーズをデジタルに放つ新世代」なんてキャッチコピーが、どれだけ画期的なことだったかをも表しています。

彼らはその後、Youtube配信限定の楽曲をつくり、突然リリース。プロモとかタイアップの曲ではなく、ただ音楽が好き!音を楽しむ!を体現するひとたちによる、世界に向けたプレゼント。

そのとき思いました。「このひとたちは、本気だ」と。「自分たちが楽しみつつ、自分たちが作るこの最高の音楽を届けたい」というピュアな気持ちがあるからこそ、そのために最適な手段を選んでくれている。

彼らの中に「多くの人に」届けたいという思いがあるのかはわからない。彼らレベルまで行くと、多分「楽しんでたら、結果はあとからついてくる」って思っていそうだし。事実、先述したYouTube限定の楽曲は事務所最速で、1,000万回再生された。

彼らは彼らの音楽を誇りに思っている。こんなにいいものできたんだよ!聞いてよ!!っていう純粋な思いがある。だから、アイドルとかアーティストとか、事務所とか前例とか、そんな枠組みに囚われない挑戦ができる。

この曲は、「CDじゃなくてもこれだけお金になりますよ」とえらい誰かに証明するための、彼らからの果たし状だったのではないかと予想をしている。それもあって、サブスク解禁への突破口は彼らだと思っていた。

が、全然。
SUPER EIGHTやキスマイ、キンプリがガンガンに先を越していった。


そしてついに、先日もうひとつの推し、なにわ男子がサブスクを解禁した。

うわ〜なにわか!SixTONESの前に、なにわだったか!!誤算だったな〜〜〜(うれしい)

たしかに、少し前にワールドツアー(実質アジアツアー。ヨーロッパにも来てよ)も発表された。いよいよ世界を見据えているのだなと、子離れできない親心みたいなものでしんみりした。

でもやっぱりSpotifyに「認証アーティスト」として現れた姿を見たら、感動で泣いた。大好きなSpotifyに、大好きななにわ男子がいるなんて、、、今思い返しても泣ける。

泣ける理由は、Spotify✖️なにわ男子の推しコラボという点にあると思う。正直、Spotifyもなにわ男子も、既得権益からしたら疎まれても仕方ないことをしている。

でもそれは彼らの目標や目的をしっかりブラさず、どうしたらひとを喜ばせられるかを考えての結果であることが伝わる。時代をつくる者としての覚悟を感じる。

だから彼らの勇気をないがしろしたくない。絶対に支持したい。

「サブスク解禁メリットしかないな」ってなにわ男子が思えるように。SixTONESもAぇ!groupも早く来ますように。

<あとがき>

アルバムの中で、どの曲が一番聴かれているかとかわかるのって、シンプルに運営側にもメリットだと思うんですよね。

たとえば、メンバーユニット曲の「ウルリルラリラリ」が、1曲だけ8位にランクインしている。それがアルバム名になってる曲より聴かれてる、って考えたらおもしろい。

それに、ファンじゃないひとたちにも、ユニット曲が届く可能性があるって思ったら、、うんやっぱり絶対サブスク解禁してよかったよ。そう思わせるようにがんばるよ!(オタクの意地)

8月20日現在の再生数の話

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このつき
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