ことわざ・慣用句書店の新書レビュー

家の近くに出来たことわざ・慣用句書店で、面白そうな新書を四冊買ってきました。早速レビューしていきます。作者、出版社は何故か載っていなかったため書いていません。

1「走れば棒に当たらぬから作られたドッグラン」 
タイトルでほぼネタバレをしている気はしますが、ドッグランがなぜ作られたのかということについて書かれています。どうして作られたのかという歴史だけ書かれていると思ったら、何とそこには熱い人間ドラマがありました。ネタバレになるので、あまり言えませんが山田さんが自身に徳川綱吉を憑依させ、生類憐れみの令を読み上げるシーンには涙が止まりませんでした。今後ドッグランを見る度に目頭が熱くなりそうです。

2「頭を冷やして、尻に火がつくは熱力学第四法則?」 
自分は文系だったのですが、そんな自分でも理解できる分かり易さで熱力学第零から第三法則の解説がされていました。そして、頭を冷やして、尻に火がつくから熱力学法則の発展可能性について書かれていました。頭を冷やして、尻に火がつくをシュミレーションする機械が写真付きで出て来るのですが、結構シュールで笑ってしまいました。自分は知らない分野の話だったので大変興味深かったですが、専門的に学んでいる方には少し物足りない内容かもしれません。

3「電話しながら掃除を出来る人がなぜ二兎を追えないのか?」
作業をAからDの四つのタイプに分け、効率良く作業が行える組み合わせとそうでない組み合わせについて書かれています。マルチタスクが出来るかどうかは生まれつき決まっていると思っていた自分には、新鮮な内容で、参考にして作業してみようと思わせてくれる本でした。しかし、ハンドリフトを使いながら0.75倍速で映画を観るについては、そんな場面があるかと疑問に感じますし、映画好きな自分としては映画を蔑ろにされているようで、モヤッとしました。

4「タンクトップを脱いで、萌え袖から始める資産運用」 
この本は正直褒める所が見つかりませんでした。タイトルに資産運用とあるのに、まず100万円を用意すると書かれています。自分が資産運用に疎いのかもしれませんが、まとまったお金を得られるようにどうしていくかが資産運用だと思います。最後までその話を前提に進んでいくので、どうしても受け入れられず本の内容があまり入ってこなかったです。そして巻末の作者(男性です)とパートナー(女性です)のタンクトップ姿と萌え袖姿の写真四点は必要ない気がしました。作者のユーモアかもしれませんが、自分には合いませんでした。

以上新書レビューでした。また新しい本を購入したらレビューします!
        (了)

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