変わった傘の持ち方の人に話を聞いてみた

 ある雨上がりの朝に外に出て、傘を持って歩いている人を見ると、色々な傘の持ち方があることに気づきました。そこで、変わった傘の持ち方をしている方にインタビューをして、記事にしてみました。

1傘の先端を指の腹に載せながら移動する方
 学校の掃除の時間に箒でやって、先生に怒られたあれを傘でやっている男性でした。「倒れたりしたら危なくないですか?」と聞いたところ「大丈夫だよ、私はもう傘と一つになっているから。離れられないのさ」と微笑みながら答えてくれました。
 インタビューをした後、その男性は傘立てに傘を入れて、コンビニの中に入っていきました。離れられない二人が引き裂かれてしまいました。運命は残酷です。
 ビッグバンのような奇跡かもしれませんが、離れることはあるようなので、傘を倒して人に怪我をさせることがないようにして頂きたいですね。

2傘を首に掛ける方
 傘を首に掛ける人は見たことがあり、1の方の後だったこともあり、スルーしようとしたらあちらから声を掛けてくださいました。「私にもインタビューして下さらない?」と。白のシャツに黒のパンツというシンプルながらお洒落な雰囲気を纏った女性でした。
 話を聞いてみると、バケットハットの次は傘を首に掛けるのが流行るとのこと。その日は赤色の傘を差し色のために選んだそうです。
 けん玉を首に掛けている方はいつの間にか見なくなってしまいましたが、傘を首に掛ける方が、これからどんどん増えていくかもしれません。読んでいる方も新たなファッションアイテムとして注目してみて下さいね。

3傘を持ち耳につくまであげる方
 スターターがピストルを鳴らすときのように傘を持っている大学生の男性でした。「どうして傘をそんな風に持っているんですか?」と聞いたところ、「二十肩です」と苦笑いしながら答えてくれました。若さがあり余って、肩が下がらないそうです。
 そして、若さのエネルギーが暴走しており、片方はあがりっぱなし、もう片方は全くあがらない。なので、仕方なくあがっている方の手で傘を持っているとのことでした。
 よく「若いって良いな」と言いますが、若い方にも若い方なりの悩みがあるものだなと思いました。
 車道側を歩いていると、タクシーが勘違いして止まってしまうのが困るとも仰っていました。いたずらだと勘違いされて、一回も乗ったことがないのに、ほとんどのタクシー会社のブラックリストに入ってしまっているようです。
 幸いにも、朝起きてから数時間すると元通りになるようです。「朝立ちみたいなものですかね。いきなり下ネタ、いや上ネタ言ってすみません」と言われた時は、思わず吹き出してしまいました。読んでいる方も突然の下ネタ、いや上ネタすみませんでした。

 これから雨の日が多くなり、傘を持って歩く人も多くなると思います。皆さんも、街中で変わった傘の持ち方を見たら、コメントして頂けると嬉しいです。

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