夏の魔物はもういない

9月手前に差し掛かり、
ごきげんナナメな長女。
理由は知れていて休み明けの2学期のことで
不安が押し寄せているのです。
気持ちの切り替えがうまくいっていないようでグズグズしていました。
自分の中学一年の頃なんか、
あー明日から学校かあ、めんどくせ。ぐらいなものでしたが。
勉強のこと、将来のこと、考え出すと、
キー!!と
なるようです。
本当に キー! と言っております。

朝からモンモンでしたので、
自分の公園ランに付き合うか、と
聞いてみたらブツブツ言いながらも
一緒に行くことになりました。
娘は、テニス初心者がよく使う一人練習用のゴム紐つきボールを持っていきました
(ポーンと打つと勝手に戻ってくるやつです)
テニス部には所属しているようですが、
行ったり行かなかったりです。
行かない方が多いような。
親としては体を動かして少しでも気分転換になれば、と思いますが
部活行くだけでもヘトヘトになるほどのエネルギーを消費しているようで、
翌日は午後から登校・・・という時もありました。

公園に着いてから娘が使う練習用のボールを打たせてもらいました。

高めの弾道じゃないとワンバウンドで戻ってこないことがわかりましたが、
思うようにいきません。

5回打てればいいほうでした。

娘「意外とハマるでしょ」
私「これ ムズイぞ」

クスクスと笑う娘の顔がありました。

とうちゃん、近場で走ってくるから、
テニスの練習しててくれ、と言うと
なるべく見えるところにいてよ、と
不安げな表情になりました。

ぐるりと周遊し、娘の近くを通るたびに両手を叩いて合図を送る。
手を挙げて合図を返す娘。
3周目が終わり、自分はそのまま
公園内の器具を使用して筋トレ。

娘からは見えない位置にいたので、
自分が戻ってきた時
娘はラケットを片付け、自転車に乗って待っていました。

父ちゃん遅いから心配した、と娘が言いました。

ほんの数十分、自分が不在だっただけでも
まだ不安になる年齢なのだな、
と思いました。
あー、寂しい思いをさせてしまったか、と。

まだ子供の気持ちを理解してやれてない、と痛感しました。

もう中学一年なんだから。
まだ中学一年なんだから。

親の要求は果てしなく。
娘の要求も果てしなく。

私も中学一年の娘を持つのは人生で初めてですので、今後とも何卒宜しく。
ウザいくらい話をしていこうではないか。

帰宅してから、妻が作った油そば(冷凍食品だけど)が唸るほど美味しくて、娘の機嫌も良くなりました。
美味いものを食べると、
取り合えず落ち着く、という
結構、単純な我が家です。



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