【米栗カレンダ 20200809】腫れている
こっちは、はれてるのよ。
(オヤを患者役にして、お医者さんごっこをはじめた彼。
オヤは、ボールをTシャツの下に入れて(彼の指示で)、
「こんにちは。お腹が痛いんです。」と診療所に行く。
すると医者(3歳)は、
「どうしたんですか。腫れちゃったんですか。治しますよ〜。(ボールを取り出して)こんなのが入ってましたよ。」
と、ボールの摘出手術をしてくれた。
患者役は、「お腹痛くなくなりました。ありがとうございます。」と立ち上がろうとした。
すると医師(3歳)は、ふっと視線を上げ、
「まだ腫れてますよ〜」と、無遠慮に患者(オヤ)の胸を触ってきた。
そ、それは腫れじゃない!と反論しようと思ったが、医者は真顔で、
「ちょっと腫れてるんですね〜」と感触を確かめている。
が、これは摘出手術できない……と判断したのか、
「お腹なおったからね。じゃあね、ばいばい。」とフレンドリーに患者を送り出してくれた。
見たままを素直に言葉にできるって素晴らしい!文章を書くときって、ついつい定型句を使いがちだけど、ふくらみと言わず腫れという表現を選ぶのって、ウケ狙いじゃなくて、ただそう思ったから……というのは、文章を書くうえで大事なことかも?!なんて思ったのでした。)
取材、執筆のためにつかわせていただきます。