【米栗カレンダ 20200902】踊りなさい、誰も見ていないかのように。
(暑さと土砂降りの日だった。
彼と砂場にいたら、灰色の雲が流れてきて、ぽつぽつからあっという間に激しい雨になった。
彼はと言えば、雨もものともせずに砂遊びを続行。
しかしお風呂でシャワーを浴びているかのごとき豪雨が来て、やっと立ち上がった。そして「シャワー!」と大喜びで踊りだした。
『踊りなさい、誰も見ていないかのように』(A・D・スーザ)を地で行くようなはしゃぎっぷりだった。
家に入ってくれたのは、雷がゴロゴロ聞こえだしてから。
はしゃいだおかげで、この夜は早寝した彼は、眠りながらも踊るような寝相で、オヤの頭に何度もキックをいれていたのでした。
息子に蹴りをいれられたオヤは、それはそれなりに至福の表情で眠っていたのでした。)
取材、執筆のためにつかわせていただきます。