【米栗カレンダ 20200831】寂しすぎる、こっち見て!
ぎゅっとするおとなになって!
(彼は最近、眉根を八の字にして「寂しいお顔」の演技をする。
その顔になっている彼を見つけたら、オヤは、
「ああ、寂しい子がいる!こっちにおいで、ぎゅっとしてあげる。」と言うのがお約束だ。そう言うと、彼は寂しいお顔のまま駆けてくるので、それをギュッと抱きしめてやる…(何の芝居なんだろう?)
が、先日、オヤは洗濯物をたたくのに気を取られて、寂しい子の演技にきづかなかった。
すると彼は、きっぱりと、
「寂しすぎる!こっち見て!ぎゅっとする大人になって!」
はっと顔をあげると、寂しいお顔の子がこちらに駆けてくる。
そうそう、大人だって寂しいお顔を演出して、ぎゅっとする大人にハグしてもらう時があってもいいのかもしれない。
そういう気分の時は、芝居のようにやってみればいいのだ。3歳の彼のように。)
取材、執筆のためにつかわせていただきます。