【米栗カレンダ 20200826】壊したつもりで壊せてない。
アメリカの大統領の夫人が、歴代大統領婦人の植えた薔薇やチューリップを根こそぎ引き抜いてしまったらしい。
そして自分の気に入った庭に作り変えたらしいけど、
歴史を壊して自分らしい場所を作るというこの行為……何かに似ている。
そう、砂漠の国の過激派がバーミヤンの仏像を破壊したり、遺跡を爆破したのとそっくりだ。
破壊は快感を伴うから、キモチイイんだろう。
でも歴史的存在を消しても、歴史を消すことなんてできないから、時間が経てば無常感に苛まれるんだろうなぁ……
だって歴史は、今ここにある。
誰も壊せない。
歴史がなければ、わたしたちはいないし、子どもだっていない。
このニュースを読んで、そんなことを思ったのでした。)
取材、執筆のためにつかわせていただきます。