🍙こころがわかるのよ🍙米栗カレンダ■09/28
9月に入り、4歳男子は色々と思うところがあるらしい。■■■
仲が良かった子とちょっと距離ができたり、でもちょっと近づいてみたり。
もう会ったことも覚えていない従兄弟(コロナで2年間会えていない)とラインのビデオ通話をして、(楽しげだけど、従兄弟って何なの?)と思ってみたり。
祖父の耳が、以前にもまして遠くなって、はなしかけても返事をしてもらえないことが増えたり。祖父の起きている時間が減ったり。
■■■4歳なりに世界を見つめ、彼なりに気を使っていることがよく分かる。
祖母がニュースを見て、政治に腹を立てていると、さらっとそばを離れて線路をつなぎはじめ「ばあば、てちだって(手伝って)〜」と、怒っている祖母を楽しい世界に連れ出そうと試みる。
年上のおともだちが、自分のミニカーを借りたいと思っているのを察すると(その子が自分のミニカーを触りながら、しかし『貸して』と言えないでいるのを見て)、「これ、きょうはお泊りしていいよ。明日かえして」と先に言ってあげていた。そしてその帰路、「あの子のこころがわかったんだ。」と控えめに呟いていた。
親が疲れてイラっとしていると、さりげなく離れて一人遊びをする。(いつもなら一緒に遊ばないと怒るのに)など。
■■■4歳って、こんなに察して行動できるものなのか、と感心してしまう(親ばか)。そうか、だから子育て本に、『子どもを子どもとして扱ってあげることは、とても大事』と書いてあるのか! いまいちピンとこなかったけど、ようやくわかった気がする。
子どもは、大人に気をつかってサバイバルしている。
だから子どもは大人に気を使うし、大人のためになろうとする。そこに大人がつけこんではいかん、ということだ。だって大人はすぐに、子どもの気遣いに甘えようとするし、甘え上手なのだ子どもよりもずっと。
そんなことを思った一週間でした。
取材、執筆のためにつかわせていただきます。